デナポン水和剤50

特長
接触毒として作用し、やや遅効性ですが残効は比較的長い薬剤です。
適用範囲が広く、食葉害虫から吸汁害虫まで有効です。
適用と使用方法
2021年9月現在
作物名 |
適用病害虫名 |
希釈倍数 |
使用液量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
NACを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
日本なし |
クワコナカイガラムシ |
800倍 |
200~700ℓ/10a |
収穫60日前まで |
3回以内 |
散布 |
3回以内 |
グンバイムシ類 |
800~ |
||||||
ばれいしょ |
テントウムシダマシ |
1,000~ |
100~300ℓ/10a |
収穫7日前まで |
|||
ワタアブラムシ |
1,000倍 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
本剤の所定量に少量の水を加えて糊状にねり、のち所定量の水を加え十分かきまぜて散布液を調製すること。
散布液調製後はできるだけ速やかに散布すること。
本剤使用の際は展着剤を加用すると効果的である。
石灰硫黄合剤、ボルドー液等アルカリ性薬剤との混用はさけること。
誤ってほうれんそうに使用することのないよう注意すること。
本剤を大型散布機で使用する場合は、各散布機種の散布基準に従って実施すること。
散布の際はマスク、手袋などをして散布液を吸い込んだり、浴びたりしないように注意し、作業後は顔、手足など皮膚の露出部を石けんでよく洗い、うがいをすること。
ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意すること。
①ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにすること。
②受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用を避けること。
③関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めること。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
医薬用外劇物。取扱いには十分注意すること。万一中毒を感じた場合、あるいは誤って飲み込んだ場合には多量の水を飲ませるなどして胃の中のものを吐き出させ、安静にして直ちに医師の手当を受けること。
魚毒性
水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。