パダン粒剤4
特長
稲の育苗箱床土混和で使用する場合、は種前に土と混和できますので、労働力の分散が可能です。
適用と使用方法
2021年9月現在
作物名 |
適用病害虫名 |
使用量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
カルタップを含む農薬の総使用回数 |
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稲 |
イネドロオイムシ |
育苗箱 |
は種前又は移植当日 |
1回 |
は種前に育苗箱床土に均一に混和するか、又は移植当日に育苗箱中の苗の上から均一に散粒する。 |
6回以内 |
イネミズゾウムシ |
育苗箱1箱当り |
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ニカメイチュウ |
育苗箱1箱当り |
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稲 |
ニカメイチュウ |
3~4kg/10a |
収穫30日前まで |
6回以内 |
散布 |
6回以内 |
サンカメイチュウ第3世代 |
4kg/10a |
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ひえ |
アワノメイガ |
収穫21日前まで |
2回以内 |
2回以内 |
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ふき |
フキノズイバエ |
6kg/10a |
収穫7日前まで |
|||
ふき |
収穫21日前まで |
4回以内 |
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とうもろこし |
アワノメイガ |
収穫7日前まで |
株の上から均一に散粒する。 |
2回以内 |
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はとむぎ |
アワノメイガ |
4kg/10a |
収穫14日前まで |
散布 |
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ほうれんそう |
ミナミキイロアザミウマ |
6kg/10a |
は種時及び発芽揃時 |
土壌表面散布及び茎葉散布 |
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だいこん |
キスジノミハムシ |
4kg/10a |
は種時 |
3回以内 |
覆土後土壌表面散布 |
3回以内 |
生育期 |
株元散布 |
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まこもたけ |
ニカメイチュウ |
収穫75日前まで |
散布 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
本剤を使用した場合には、チオシクラム又はベンスルタップを含む剤は使用しないこと。
使用量に合わせ秤量し、使いきること。
本剤は田水中で粒形が崩壊しなくても成分は速やかに溶出するので薬効に影響はない。
本剤を本田に使用する場合、3cm前後の湛水とし、田面に均一に散布し散布後4~5日間は湛水状態を保ち、散布後7日間は落水やかけ流しはしないこと。
漏水のはげしい水田では使用しないこと。
本剤をとうもろこしのアワノメイガに使用する場合、アワノメイガのふ化盛期に雄穂及び雌穂にもかかるよう株の上から均一に散布すること。
スクミリンゴガイに対しては、食害防止効果を目的として使用すること。本剤には殺貝効果がないので、水田以外の生息地には決して使用しないこと。
蚕に対して長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、桑に付着するおそれのある場所では使用をさけること。
本剤を箱育苗に使用する場合は次の注意を守ること。
①使用量、使用時期、使用方法等を誤らないように注意し所定の範囲内のなるべく低薬量で使用すること。特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
[移植当日に使用する場合]
②育苗箱中の苗の上から所定量を均一に散粒すること。なお、葉に付着した本剤は軽く払い落とし、そのまま田植機にかけて移植すること。
③施用は必ず移植当日に行うこと。薬剤施用から移植までの時間が長いと薬害を生じ易くなるので、なるべく移植直前(2~3時間以内)に施用すること。
④苗葉がぬれていると薬害を生じ易いので、散布直前の灌水はしないこと。
⑤軟弱徒長苗では薬害のおそれがあるので、健苗に使用すること。
[床土に混和する場合]
⑥床土に人工培土を使用する場合には予め薬害に対して安全性の確認されている培土を使用すること。
⑦播種前に育苗用床土に所定量の薬剤を均一に混和すること。覆土への混和は行わないこと。
⑧土壌の種類によっては育苗期間中に葉先枯れなどの薬害を生じることがあるので床土が下記のような土壌の場合には使用をさけること。
・火山灰性の畑土、山土(りん酸吸収係数2000以上のもの)
・砂土など有機物の含量の少ない土壌。尚、火山灰土、砂土など薬害を生じやすい土壌の場合でもモンモリロナイト(粘土の一種)に富む育苗資材を床土に5%程度混和することにより薬害を軽減することができる。
⑨軟弱徒長苗では薬害のおそれがあるので、健苗の育成に努めること。
育苗箱に本剤を使用した苗の移植をする場合は次の注意を守ること。
①本田の整地が不均整な場合は薬害を生じ易いので代かきは丁寧に行い、移植後田面が露出したりすることのないように注意すること。移植後は直ちに入水し、水深2~3cm程度を保ち浅水はさけること。
②深植の場合には薬害を生じ易いので注意すること。
③本田が砂質土壌の場合や、漏水田、未熟堆肥多用田の場合は使用をさけること。
④移植後極端な低温や高温(30℃以上)が続くと予測される場合、あるいは冷水がかりなど低温障害が起こりやすい場所では使用をさけること。
⑤ニカメイチュウに対しては早期栽培など、特に薬剤施用時期が早い場合や、ニカメイチュウ第一世代の発生が遅れた場合には十分な効果が期待できない。
⑥イネゾウムシに対しては主として本田でのふ化幼虫の密度を下げ次世代の成虫の加害を低下させることを目的として使用するものであり、越冬成虫に対する効果は期待できない。
スクミリンゴガイに対しては本剤の育苗箱処理は効果の持続が十分でないことがあるので、本貝に有効な本田処理剤や耕種的防除法との組み合せで使用すること。
本剤はつまみ菜、間引き菜に使用しないこと。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
医薬用外劇物。取扱いには十分注意すること。
誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせること。
本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けること。
本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。
作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをすること。
魚毒性
水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないこと。また、本剤を使用した苗は養魚田に移植しないこと。
水産動植物(ドジョウ)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。養殖池等周辺での使用は避けること。
散布後または移植後は、水管理に注意すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。