カビナイスPZ水和剤
特長
本剤は保護殺菌剤として定評のあるマンゼブと治癒効果を有するシモキサニルを配合し、べと病・疫病に対し予防と治療の両方の効果を示します。
シモキサニルは浸透性に優れ、菌糸感染後から病徴発現までに使用することにより優れた治療効果を発揮します。
適用と使用方法
2022年8月現在
作物名 |
適用病害虫名 |
希釈倍数 |
使用液量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
シモキサニルを含む農薬の総使用回数 |
マンゼブを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ばれいしょ |
疫病 |
600~800倍 |
100~300ℓ/10a |
収穫7日前まで |
4回以内 |
散布 |
4回以内 |
10回以内 |
夏疫病 |
600倍 |
|||||||
トマト |
疫病 |
1,000~1,500倍 |
150~300ℓ/10a |
収穫前日まで |
2回以内 |
3回以内 |
2回以内 |
|
きゅうり |
べと病 |
3回以内 |
3回以内 |
|||||
すいか |
褐色腐敗病 |
収穫7日前まで |
7回以内 |
|||||
つる枯病 |
1,000倍 |
|||||||
メロン |
べと病 |
1,000~1,500倍 |
5回以内 |
|||||
はくさい |
100~400ℓ/10a |
収穫30日前まで |
1回 |
1回 |
||||
たまねぎ |
1,000倍 |
100~300ℓ/10a |
収穫3日前まで |
3回以内 |
5回以内 |
|||
白色疫病 |
||||||||
らっきょう |
600~800倍 |
100~200ℓ/10a |
収穫30日前まで |
3回以内 |
||||
だいず |
べと病 |
1,000倍 |
100~300ℓ/10a |
収穫45日前まで |
||||
ぶどう |
1,000~1,500倍 |
200~700ℓ/10a |
2回以内 |
2回以内 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。
石灰硫黄合剤、ボルドー液との混用はさけること。
ボルドー液との7日以内の近接散布は薬害を生じるおそれがあるのでさけること。
極端な高温多湿条件下では、軟弱幼苗に薬害のでるおそれがあるので注意すること。
はくさいに使用する場合、黄芯系などの葉肉の柔らかい品種には薬害を生じる場合があるので注意すること。特に大福系品種には薬害を生じるので使用をさけること。
散布量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせて調節すること。
散布液調製後はできるだけ速やかに散布すること。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
薬液タンクの洗浄廃液は放置せず、速やかに安全な場所に処理すること。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
粉末は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
粉末は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用すること。作業後は直ちに身体を洗い流し、うがいをするとともに衣服を交換すること。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
かぶれやすい体質の人は作業に従事しないように、施用した作物等との接触をさけること。
夏期高温時の使用をさけること。
魚毒性
使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使い切ること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。