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殺虫剤 農業用

パダンSG水溶剤

パダンSG水溶剤

登録番号

18950

毒性

劇物

消防法

-

有効年限

4年

成分

カルタップ…75.0%

性状

青緑色水溶性細粒

包装

500g×20

14

特長

ネライストキシン系の殺虫剤で、速効性・浸透移行性に優れています。

ごく少量の摂食で害虫は速やかに麻痺し、その後死亡します。

他剤抵抗性害虫にも有効で、特にチョウ目害虫には安定した効果があります。

顆粒製剤のため粉立ちが少なく、水に溶けやすい薬剤です。

適用と使用方法

2022年11月24日現在

作物名

適用病害虫名

希釈倍数

使用液量

使用時期

本剤の使用回数

使用方法

カルタップを含む農薬の総使用回数

ニカメイチュウ
コブノメイガ
イネツトムシ

1,500倍

60~150ℓ/10a

収穫21日前まで

6回以内

散布

6回以内
(浸種前は1回以内、浸種後から直播でのは種時又は移植時までの処理は1回以内)

イネハモグリバエ

1,500~
3,000倍

イネシンガレセンチュウ

浸種前

1回

24時間種もみ浸漬

はとむぎ

アワノメイガ

1,500倍

60~150ℓ/10aa

収穫14日前まで

2回以内

散布

2回以内

とうもろこし
飼料用とうもろこし

1,000倍

100~300ℓ/10a

収穫21日前まで

ツマジロクサヨトウ

1,000~
1,500倍

かき

チャノキイロアザミウマ
カキホソガ
イラガ
カキノキマダラメイガ

1,500倍

200~700ℓ/10a

収穫45日前まで

4回以内

4回以内

カキノヘタムシガ

1,500~
3,000倍

くり

モモノゴマダラノメイガ
ネスジキノカワガ

1,500倍

裂果前

3回以内

3回以内

びわ
びわ(葉)

ナシヒメシンクイ

春芽伸長
初期まで
但し、収穫
90日前まで

4回以内

4回以内

大粒種ぶどう

チャノキイロアザミウマ
フタテンヒメヨコバイ
スカシバ類

収穫21日前まで

5回以内

5回以内

キウイフルーツ

キイロマイコガ
キウイヒメヨコバイ

収穫30日前まで

3回以内

3回以内

キャベツ

コナガ
アオムシ
アブラムシ類
ハイマダラノメイガ
ナメクジ類

100~300ℓ/10a

収穫14日前まで

4回以内

4回以内

はくさい

コナガ
アオムシ
アブラムシ類
カブラハバチ類
ナメクジ類

収穫7日前まで

3回以内

3回以内

だいこん

コナガ
アオムシ
アブラムシ類
カブラハバチ類
キスジノミハムシ
ハモグリバエ類
ダイコンハムシ

てんさい

シロオビノメイガ

4回以内

4回以内

はつかだいこん

コナガ

1回

1回

なばな

コナガ
アブラムシ類

3回以内

3回以内

ブロッコリー

コナガ

4回以内

4回以内

チンゲンサイ

ハモグリバエ類
コナガ
キスジノミハムシ

3回以内

3回以内

さやえんどう
実えんどう

ウラナミシジミ

収穫前日まで

ナモグリバエ

1,500~
3,000倍

さやいんげん

マメハモグリバエ

1,500倍

ほうれんそう

ミナミキイロアザミウマ
アシグロハモグリバエ
シロオビノメイガ

収穫7日前まで

2回以内

2回以内

レタス

ハモグリバエ類
ナメクジ類
アブラムシ類

収穫14日前まで

3回以内

3回以内

非結球レタス

2回以内

2回以内

たまねぎ

アザミウマ類
ハモグリバエ類

収穫前日まで

3回以内

3回以内

ねぎ

アザミウマ類
クロバネキノコバエ類
ハモグリバエ類

2回以内

2回以内

ばれいしょ

ジャガイモガ若齢幼虫

収穫7日前まで

6回以内

7回以内
(種いも粉衣は1回以内、散布は6回以内)

さといも

ネグサレセンチュウ

300倍

植付前

1回

30分間種いも浸漬

1回

しょうが

アズキノメイガ
アワノメイガ

1,500倍

100~300ℓ/10a

収穫7日前まで

5回以内

散布

5回以内

くわい

ハスモンヨトウ

収穫30日前まで

3回以内

3回以内

ふき

アザミウマ類
アブラムシ類
フキノメイガ

収穫7日前まで

2回以内

2回以内

ふき
(ふきのとう)

収穫120日前まで

4回以内
(水溶剤の処理は2回以内、粒剤の処理は2回以内)

しそ

アザミウマ類

3,000倍

収穫7日前まで

2回以内

ホップ

アズキノメイガ
アサノミハムシ

1,500倍

200~700ℓ/10a

3回以内

3回以内

チャノホソガ
チャノキイロアザミウマ
チャノミドリヒメヨコバイ

200~400ℓ/10a

摘採10日前まで

1回

1回

いぐさ

イグサシンムシガ

100~300ℓ/10a

3回以内

3回以内

ガーベラ

マメハモグリバエ

4回以内

4回以内

 

発生初期

シクラメン

ミカンキイロアザミウマ

5回以内

5回以内

樹木類

シャクトリムシ類

1,500~
3,000倍

200~700ℓ/10a

3回以内

3回以内

作物名

適用病害虫名

使用量

使用時期

本剤の使用回数

使用方法

カルタップを含む農薬の総使用回数

イネドロオイムシ

100〜200g/10a

移植時

1回

ペースト肥料に溶かし側条施肥田植機で施用する。

6回以内
(種もみ浸漬は1回以内、床土への混和、育苗箱への処理及び側条施用は合計1回以内)

イネミズゾウムシ
コブノメイガ
ニカメイチュウ

200g/10a

ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。

注意事項

本剤を使用した場合には、チオシクラム又はベンスルタップを含む剤は使用しないこと。

使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。

ボルドー液と混用する場合は使用直前に混合すること。

本剤を側条施用する場合は次の注意を守ること。
①同一の害虫を防除対象とする育苗箱施用薬剤と併用すると薬害発生のおそれがあるのでさけること。
②使用した機械を洗浄する際は、洗浄水が水路等に流入しないよう注意すること。
③アルカリ性ペースト肥料との混和は有効成分が分解するおそれがあるので、混和可能が確認されているペースト肥料以外との混和はさける。

イネシンガレセンチュウ防除のため種もみ消毒をする場合、催芽種では薬害のおそれがあるので催芽前に処理すること。

あぶらな科野菜に使用する場合、夏季高温時の苗や軟弱な苗に対しては薬害を生じるおそれがあるので、このような苗には使用しないこと。

かきに使用する場合は、果実の着色直前以降は薬害を生じるおそれがあるので使用しないこと。

かき、大粒種ぶどうには樹勢の弱い場合には薬害を生じるおそれがあるので使用しないこと。

ほうれんそうに使用する場合、高温時の散布は薬害を生じるおそれがあるのでさけること。

ガーベラには品種(パープルレイン、マンボなど)によっては薬害を生じるおそれがあるのであらかじめ薬害のないことを確かめたうえで使用すること。

キウイフルーツに使用する場合、新葉に薬害(黄変)が生じることがあるので注意すること。

シクラメンに使用する場合は、あらかじめシクラメンに散布してみて薬害がでないことを確かめた上で使用すること。

ミナミキイロアザミウマの防除に使用する場合、生息密度が高まると効果が劣るので、初発生を見たらただちに散布すること。なお、ミナミキイロアザミウマは繁殖が早いので、散布はかけ残しのないようていねいに行うこと。

びわのナシヒメシンクイの防除に当っては、新梢、収穫跡、芽かき跡、剪定跡等に食入した幼虫を対象に散布すること。

なす、たばこには薬害を生じるおそれがあるので、かからないように注意して散布すること。

蚕に対して長期間毒性があるので、散布された薬剤が飛散し、桑に付着するおそれのある場所では使用をさけること。

適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。

安全使用上の注意

医薬用外劇物。取扱いには十分注意すること。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせること。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けること。

粉末は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けること。

粉末は皮膚に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には不浸透性手袋を着用して薬剤が皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。

散布等の作業の際は防護マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用すること。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをすること。

街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。

魚毒性

水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないこと。

水産動植物(甲殻類、ドジョウ)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。養殖池等周辺での使用は避けること。

散布後は水管理に注意すること。

水産動植物(藻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、使用残液及び容器の洗浄水等は河川等に流さず適切に処理すること。

使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。

ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。