オンコル粒剤5
特長
植物全体に速やかに浸透移行するので、生長の盛んな部分を含め植物全体を害虫から守ります。
残効が長く、水稲の育苗箱散布でイネミズゾウムシに対する効果は40~50日間期待できます。
広い殺虫スペクトルをもち、広範囲の害虫に有効です。
適用と使用方法
2022年12月21日現在
作物名 |
適用病害虫名 |
使用量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
ベンフラカルブを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
稲(箱育苗) |
イネミズゾウムシ |
育苗箱 |
移植前3日 |
1回 |
育苗箱の上から均一に散布する。 |
1回 |
高密度には種する場合は0.6~1.2kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5ℓ)1箱当り30~120g) |
移植当日 |
|||||
ツマグロヨコバイ |
育苗箱 |
移植前3日 |
||||
高密度には種する場合は1~1.6kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5ℓ)1箱当り50~160g) |
移植当日 |
|||||
イネシンガレセンチュウ |
育苗箱 |
移植前3日 |
||||
高密度には種する場合は1.2kg/10a(育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5ℓ)1箱当り60~120g) |
移植当日 |
|||||
とうがらし類 |
ミナミキイロアザミウマ |
0.5g/株 |
育苗期後半 |
株元散布 |
||
ひろしまな |
アオムシ |
1g/株 |
育苗期後半 |
|||
メキャベツ |
アブラムシ類 |
定植時 |
||||
らっかせい |
コガネムシ類幼虫 |
9kg/10a |
は種時 |
全面土壌混和 |
||
さといも |
アブラムシ類 |
6~9kg/10a |
植付時 |
植溝土壌混和 |
||
コガネムシ類幼虫 |
生育期 |
株元土壌混和 |
||||
さとうきび |
コガネムシ類幼虫 |
植付時 |
植溝土壌混和 |
3回以内 |
||
コガネムシ類幼虫 |
9kg/10a |
培土時 |
株元散布 |
|||
メイチュウ類 |
4~6kg/10a |
|||||
カンシャコバネナガカメムシ |
6kg/10a |
収穫100日 |
散布 |
|||
飼料用さとうきび |
コガネムシ類幼虫 |
6~9kg/10a |
植付時 |
植溝土壌混和 |
1回 |
|
コガネムシ類幼虫 |
9kg/10a |
培土時 |
株元散布 |
|||
メイチュウ類 |
4~6kg/10a |
|||||
花き類・観葉植物 |
アザミウマ類 |
6kg/10a |
生育期 |
3回以内 |
株元散布 |
4回以内 |
きく |
ミナミキイロアザミウマ |
6~9kg/10a |
定植時 |
1回 |
植溝土壌混和 |
|
9kg/10a |
生育期 |
3回以内 |
||||
ミカンキイロアザミウマ |
株元散布 |
|||||
アザミウマ類 |
6kg/10a |
|||||
ストック |
コナガ |
9kg/10a |
定植時 |
1回 |
全面土壌混和 |
|
0.5g/株 |
株元散布 |
|||||
アザミウマ類 |
6kg/10a |
生育期 |
3回以内 |
|||
樹木類 |
アブラムシ類 |
|||||
つつじ類 |
||||||
コガネムシ類幼虫 |
9kg/10a |
全面土壌混和 |
||||
定植時 |
1回 |
|||||
たばこ |
アブラムシ類 |
6kg/10a |
作条土壌混和 |
1回 |
||
アザミウマ類 |
3~6kg/10a |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
本剤を使用した場合には、カルボスルファンを含む剤は使用しないこと。
使用量に合わせ秤量し、使いきること。
稲の育苗箱に使用する場合
①育苗箱の上から均一に散布し、葉に付着した薬剤を払い落し、軽く散水して田植機にかけて移植すること。
②育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5ℓ)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が0.6から1.6kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を30から160gまでの範囲で調整すること。
③軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがあるので注意すること。
④稲苗の葉が濡れている場合薬害が生じやすいので、葉に付着している露を払い落としてから薬剤を散布し、軽く散水すること。
⑤誤って過剰に使用すると葉先枯れ等の薬害を生じることもあるので、所定の使用量、使用方法を厳守すること。
⑥本田が砂質土壌の水田や漏水田、未熟堆肥多用田の場合は使用をさけること。
⑦本田の整地が不均整な場合は薬害を生じやすいので、代かきは丁寧に行い、移植後田面が露出したりしないように注意すること。移植後は直ちに湛水し、極端な浅水、深水はさけること。また、深植にならないように注意すること。
⑧本田への移植後低温が続き、苗の活着遅延が予測される場合は使用をさけること。また、移植後極端な高温が続くと予想される場合も使用をさけること。
たばこに使用する場合
①過剰に使用すると葉縁が黄化するなど薬害を生じるおそれがあるので、使用量および使用回数を厳守すること。
②育苗期に使用する場合には、育苗期後半(定植7日前から定植時)に使用し、前半の使用はさけること。
③軟弱徒長苗では薬害を生じるおそれがあるので使用をさけること。
④高温乾燥期の使用は薬害を生じるおそれがあるので使用をさけること。
ミツバチに対して影響があるので、ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにすること。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
誤食などのないよう注意すること。
誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせること。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けること。
本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
使用の際は防護マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣を着用すること。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをすること。
街路、公園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。
魚毒性
稲(箱育苗)に使用する場合は、次の事項に注意すること。
①水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、本剤を使用した苗は養魚田に移植しないこと。
②水産動植物(魚類、甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意すること。
畑地に使用する場合は、次の事項に注意すること。
水産動植物(魚類、甲殻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。