カルホス微粒剤F
特長
モモシンクイガ、ネキリムシのほか、タネバエ、近年被害の多いコガネムシ類幼虫に適用があり、対象作物も広がり、より使いやすくなりました。
悪臭や刺激性がなく、使いやすい薬剤です。
適用と使用方法
2021年9月現在
作物名 |
適用病害虫名 |
使用量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
イソキサチオンを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
りんご |
モモシンクイガ |
5㎏/10a |
夏繭営繭時~第一世代成虫羽化期 |
4回以内 |
地表面散布 |
4回以内 |
キャベツ |
ネキリムシ類 |
6㎏/10a |
は種時又は |
1回 |
土壌表面散布 |
1回 |
レタス |
2回以内 |
2回以内 |
||||
だいこん |
は種時~生育初期 |
1回 |
1回 |
|||
エンダイブ |
定植時 |
|||||
ねぎ |
は種時 |
4回以内 |
||||
植付時 |
||||||
わけぎ |
は種時又は |
2回以内 |
2回以内 |
|||
だいず |
タネバエ |
は種時 |
||||
ネキリムシ類 |
は種時又は |
|||||
えだまめ |
タネバエ |
は種時 |
1回 |
5回以内 |
||
ネキリムシ類 |
定植時 |
|||||
いちご(仮植床) |
コガネムシ類幼虫 |
9㎏/10a |
植付時 |
1回 |
||
食用ぎく |
ネキリムシ類 |
6㎏/10a |
定植時 |
|||
しゅんぎく |
作条処理 |
|||||
かぼちゃ |
株当り3g |
植穴処理 |
||||
ほうれんそう |
タネバエ |
6㎏/10a |
は種時 |
作条処理 |
||
もりあざみ |
ネキリムシ類 |
収穫21日前まで |
土壌表面散布 |
|||
ほうきぎ |
定植時 |
株元散布 |
||||
たばこ |
ネキリムシ類 |
6~9㎏/10a |
植付前 |
土壌表面散布 |
2回以内 |
|
花き類・観葉植物 |
カブラヤガ |
6㎏/10a |
定植時 |
作条処理 |
1回 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
使用量に合わせ秤量し、使いきること。
りんごのモモシンクイガに対する地表面散布に際しては、次の事項に注意すること。
①地表面散布は害虫の密度低下を目的としたものであるので、この散布だけで常に十分な防除効果を期待することはできない。従って、必ずシンクイムシ防除剤による樹上散布を併用して防除すること。
②散布は地表面に均一にていねいに行い、土壌と混和しないこと。
③散布時期を誤ると効果が減ずるので発生予察に注意し、時期を誤らないようにすること。夏マユの営繭時から成虫羽化初期が散布適期である(おおむね6月中旬~7月)。なお、散布時期については病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
たばこの作条処理の場合は、植付ける作条になるべく巾広く散布し、土壌とよく混和すること。植穴処理はさけること。
キャベツ、だいずに使用する場合は、植溝又は播溝になるべく巾広く散布し、土壌とよく混和すること。植穴又は播穴施用はさけること。
いちごに使用する場合は、仮植床全面に均一に散布して表土とよく混和すること。
つまみ菜・間引き菜には使用しないこと。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
ミツバチに対して影響があるので、ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにすること。
適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、普及指導センター、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
医薬用外劇物。取扱いには十分注意すること。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせること。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けること。
散布の際は防護マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用すること。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをすること。
魚毒性
水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
散布器具及び容器の洗浄水は河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。