コロマイト水和剤
特長
天然物(微生物生産物)由来の殺ダニ剤です。
各種のハダニ類に高い活性を示します。
成虫、幼虫、卵いずれのステージに対しても低薬量で高い殺ダニ、殺卵活性を示します。
他剤抵抗性のハダニに対しても安定した高い効果を示します。
温度に対する影響を受けにくく、速効的に作用します。
適用と使用方法
2024年11月13日現在
作物名 |
適用病害虫名 |
希釈倍数 |
使用液量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
ミルベメクチンを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
かんきつ |
ハダニ類 |
2,000倍 |
500~700ℓ/10a |
収穫7日前まで |
2回以内 |
散布 |
2回以内 |
ミカンサビダニ |
2,000~ |
||||||
りんご |
ハダニ類 |
2,000倍 |
400~700ℓ/10a |
収穫前日まで |
1回 |
1回 |
|
なし |
ハダニ類 |
||||||
いちじく |
ハダニ類 |
200~700ℓ/10a |
|||||
ぶどう |
収穫7日前まで |
2回以内 |
2回以内 |
||||
さんしょう(果実) |
収穫前日まで |
||||||
すいか |
100~300ℓ/10a |
収穫7日前まで |
|||||
メロン |
収穫前日まで |
||||||
いちご |
ハダニ類 |
||||||
食用ぎく |
ハダニ類 |
1回 |
1回 |
||||
きく |
発生初期 |
2回以内 |
2回以内 |
||||
げっきつ |
ミカンキジラミ |
||||||
ばら |
ハダニ類 |
100~200ℓ/10a |
|||||
りんどう |
100~500ℓ/10a |
作物名 |
適用場所 |
適用病害虫名 |
使用量 |
使用液量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
ミルベメクチンを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
大粒種ぶどう |
温室、ガラス室等密閉できる場所 |
ハダニ類 |
150g/10a |
15ℓ/10a |
収穫7日前まで |
2回以内 |
常温煙霧 |
2回以内 |
みかん |
200g/10a |
20ℓ/10a |
||||||
なす |
100g/10a |
10ℓ/10a |
収穫前日まで |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
ハウス等で常温煙霧に使用する場合は以下の注意事項を守ること。
①常温煙霧中は室内へ入らないこと。
②専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧すること。特に常温煙霧装置の選定及び使用にあたっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受けること。
③作業はできるだけ夕刻行い、作業終了後6時間以上密閉すること。できれば翌朝までそのままとし、開放後十分換気してから入室すること。
散布量は対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節すること。
ハダニ類は繁殖が早く、密度が高くなると防除が困難になるので、発生初期に散布むらのないようにていねいに散布すること。
本剤の連続散布は、ハダニ類の本剤に対する抵抗性を増加させるおそれがあるので、できるだけ年1回の散布とし、他の殺ダニ剤との輪番で使用すること。
高温、乾燥時の散布は薬害のおそれがあるのでさけること。
洋なし(ル・レクチェ)に使用する場合は、薬害のおそれがあるので袋かけ後に散布すること。
なすに使用する場合は、効果を落さず薬害をさけるために、炎天下をさけなるべく夕方に散布すること。
ぶどうに使用する場合、果実に汚れが生じるおそれがあるので注意すること。
蚕に長期間毒性があるので、桑葉にかからないように注意すること。
ミツバチに対して軽度の影響があるので、以下のことに注意すること。
①ミツバチの巣箱に直接かからないようにすること。
②関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めること。
適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
粉末は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けること。
常温煙霧中はハウス内へ入らないこと。また、常温煙霧終了後はハウスを開放し、十分換気した後に入室すること。
街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。
魚毒性
使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。