スターガード粒剤
特長
有効成分が植物体内に速やかに浸透移行して、茎や葉に到達します。発見しづらく防除も難しい微小害虫や潜葉性害虫への対策に効果を発揮する殺虫剤です。
多くの野菜に登録があり、マイナー作物・地域特産物にも広範囲に対応していますので、使用者のニーズに幅広く対応できます。「花き類」「つつじ類」にも使えますので、ガーデニングにも重宝する殺虫剤です。
人畜・魚類・鳥類に毒性が低い化合物です。また、作物への薬害も生じにくく、扱いやすい殺虫剤です。
アブラムシ類、コナジラミ類、アザミウマ類、ハモグリバエ類、コナガ・アオムシなど多くの害虫を、効率的に同時防除出来ます。
多くの登録作物で、「定植時」と「生育期」の処理時期が選べます。
適用と使用方法
2022年7月現在
作物名 |
適用病害虫名 |
使用量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
ジノテフランを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
きゅうり |
ハモグリバエ類 |
2g/株 |
定植時 |
1回 |
植穴土壌混和 |
4回以内 |
アブラムシ類 |
1~2g/株 |
|||||
1g/株 |
生育期 |
株元散布 |
||||
メロン |
ハモグリバエ類 |
2g/株 |
定植時 |
植穴土壌混和 |
3回以内 |
|
アブラムシ類 |
1g/株 |
|||||
コナジラミ類 |
1~2g/株 |
|||||
すいか |
ワタアブラムシ |
2g/株 |
4回以内 |
|||
生育期 |
株元散布 |
|||||
かぼちゃ |
アブラムシ類 |
定植時 |
植穴土壌混和 |
3回以内 |
||
なす |
ハモグリバエ類 |
1~2g/株 |
3回以内 |
|||
アブラムシ類 |
1g/株 |
|||||
アブラムシ類 |
生育期 |
2回以内 |
株元散布 |
|||
トマト |
ハモグリバエ類 |
1~2g/株 |
定植時 |
1回 |
植穴土壌混和 |
5回以内 |
アブラムシ類 |
1g/株 |
|||||
アブラムシ類 |
生育期 |
2回以内 |
株元散布 |
|||
ピーマン |
アザミウマ類 |
1~2g/株 |
定植時 |
1回 |
植穴土壌混和 |
3回以内 |
アブラムシ類 |
1g/株 |
|||||
生育期 |
2回以内 |
株元散布 |
||||
とうがらし類 |
アザミウマ類 |
1~2g/株 |
定植時 |
1回 |
植穴土壌混和 |
4回以内 |
アブラムシ類 |
1g/株 |
|||||
生育期 |
株元散布 |
|||||
キャベツ |
2g/株 |
定植時 |
植穴土壌混和 |
3回以内 |
||
アオムシ |
2~3g/株 |
|||||
ハイマダラノメイガ |
3g/株 |
|||||
はくさい |
アブラムシ類 |
2g/株 |
3回以内 |
|||
アオムシ |
2~3g/株 |
|||||
ハイマダラノメイガ |
3g/株 |
|||||
レタス |
アブラムシ類 |
2g/株 |
4回以内 |
|||
しそ |
マデイラコナカイガラムシ |
2g/株 |
3回以内 |
|||
えだまめ |
フタスジヒメハムシ |
6g/㎡ |
は種時 |
播溝土壌混和 |
3回以内 |
|
ブロッコリー |
アブラムシ類 |
2g/株 |
定植時 |
植穴土壌混和 |
3回以内 |
|
ねぎ |
アザミウマ類 |
6g/㎡ |
株元散布 |
4回以内 |
||
生育期 |
2回以内 |
|||||
にんじん |
ハモグリバエ類 |
9g/㎡ |
は種時 |
1回 |
播溝土壌混和 |
4回以内 |
だいこん |
アブラムシ類 |
6g/㎡ |
5回以内 |
|||
キスジノミハムシ |
4~6g/㎡ |
|||||
9g/㎡ |
全面土壌混和 |
|||||
6g/㎡ |
生育期 |
散布 |
||||
チンゲンサイ |
定植時 |
土壌混和 |
3回以内 |
|||
アブラムシ類 |
は種時 |
播溝土壌混和 |
||||
非結球あぶらな科葉菜類(チンゲンサイを除く) |
3回以内 |
|||||
ほうれんそう |
アブラムシ類 |
|||||
しゅんぎく |
ハモグリバエ類 |
9g/㎡ |
3回以内 |
|||
定植時 |
植溝土壌混和 |
|||||
いちご |
ワタアブラムシ |
0.5~1g/株 |
植穴土壌混和 |
1回 |
||
オクラ |
アブラムシ類 |
9g/㎡ |
生育期 |
株元散布 |
3回以内 |
|
さやえんどう |
ハモグリバエ類 |
|||||
きく |
アブラムシ類 |
1g/株 |
定植時 |
植穴土壌混和 |
5回以内 |
|
マメハモグリバエ |
2g/株 |
|||||
アブラムシ類 |
20g/㎡ |
生育期 |
5回以内 |
株元散布 |
||
花き類・観葉植物 |
アブラムシ類 |
1g/株 |
定植時 |
1回 |
植穴土壌混和 |
|
アブラムシ類 |
20g/㎡ |
生育期 |
5回以内 |
株元散布 |
||
つつじ類 |
ツツジグンバイ |
6g/㎡ |
発生初期 |
5回以内 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
間引き菜、つまみ菜に使用しないこと。
本剤の株元散布を行う際は、処理直後に灌水すること。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意すること。
①ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにすること。
②受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけること。
③関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めること。
作業中や散布当日は散布区域に小児やペットが立ち入らないように配慮すること。
容器・空袋は圃場などに放置せず、適切に処理すること。
本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意すること。とくに適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。
なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
宅地、駐車場等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。
魚毒性
水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。