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殺虫剤 農業用

トクチオン乳剤

トクチオン乳剤

登録番号

13426

毒性

-

消防法

第2石油類

有効年限

4年

成分

プロチオホス…45.0%

性状

淡黄褐色可乳化油状液体

包装

500㎖×20 2ℓ×8

1B
SDS

特長

本剤は適用範囲が広い有機リン系殺虫剤で、残効性にも優れます。

チョウ目害虫、アザミウマ類、コナカイガラムシ類等に優れた効果を示します。

適用と使用方法

2024年9月18日現在

作物名

適用病害虫名

希釈倍数

使用液量

使用時期

本剤の使用回数

使用方法

プロチオホスを含む農薬の総使用回数

みかん

コカクモンハマキ
フラーバラゾウムシ

1,000倍

200~700ℓ/10a

収穫30日前まで

3回以内

散布

3回以内

フジコナカイガラムシ

1,000~1,500倍

なし

コナカイガラムシ類
ハマキムシ類

1,000倍

収穫60日前まで

5回以内

5回以内

かき

カキノヘタムシガ
フジコナカイガラムシ
マイマイガ
アザミウマ類
ハマキムシ類

収穫75日前まで

2回以内

2回以内

くり

モモノゴマダラノメイガ
ネスジキノカワガ

裂果前まで
(但し収穫7日前まで)

5回以内

5回以内

キャベツ

コナガ
ヨトウムシ
ハスモンヨトウ
アオムシ
ウワバ類
アブラムシ類

100~300ℓ/10a

収穫21日前まで

2回以内

2回以内

たまねぎ

アザミウマ類
シロイチモジヨトウ
ネギハモグリバエ

   

収穫7日前まで

4回以内

4回以内

16倍

1.6ℓ/10a

無人航空機による散布

8倍

0.8ℓ/10a

アザミウマ類

300倍

25ℓ/10a

散布

ねぎ

アザミウマ類
シロイチモジヨトウ
ネギコガ
ネギハモグリバエ

1,000倍

100~300ℓ/10a

3回以内

4回以内
(定植時の土壌混和は1回以内、散布及び株元灌注は合計3回以内)

       

らっきょう

ネダニ類

2,000倍

3ℓ/㎡

収穫60日前まで

1回

株元灌注

1回

にんにく

ネギコガ
チューリップサビダニ
アザミウマ類

1,000倍

100~300ℓ/10a

収穫14日前まで

3回以内

散布

4回以内
(種球浸漬は1回以内、散布は3回以内)

チューリップサビダニ

植付前

1回

120分間種球浸漬

にら

ネダニ類

2,000倍

3ℓ/㎡

収穫21日前まで

株元灌注

2回以内
(土壌混和は1回以内、株元灌注は1回以内)

いちご

ハダニ類
キンケクチブトゾウムシ成虫

1,000倍

100~300ℓ/10a

収穫75日前まで

3回以内

散布

3回以内
(仮植床植付時の土壌混和は1回以内)

ばれいしょ

ジャガイモガ
ヨトウムシ
アブラムシ類

収穫14日前まで

3回以内

かんしょ

ハスモンヨトウ

収穫21日前まで

4回以内
(植付前の土壌混和は1回以内、散布は3回以内)

ナカジロシタバ

1,000~2,000倍

あずき

アズキノメイガ
ツメクサガ

1,000倍

収穫30日前まで

2回以内

2回以内

ハダニ類

1,000~1,500倍

いんげんまめ

1,000倍

収穫21日前まで

3回以内

3回以内

だいず

マメシンクイガ
ハダニ類

1,000~1,500倍

収穫30日前まで

シロイチモジマダラメイガ
ハスモンヨトウ
アブラムシ類
ツメクサガ
カメムシ類

1,000倍

てんさい

ヨトウムシ
カメノコハムシ
アブラムシ類

1,000~1,500倍

2回以内

2回以内

テンサイモグリハナバエ
テンサイトビハムシ
ハダニ類

1,000倍

さとうきび

アオドウガネ
ハリガネムシ類

1.8ℓ/㎡

収穫90日前まで

2回以内

土壌灌注

2回以内
(植付時の土壌混和は1回以内)

ハマキムシ類
チャノキイロアザミウマ
カンザワハダニ
チャドクガ

200~400ℓ/10a

摘採21日前まで

1回

散布

1回

花き類・観葉植物
(ばら、きく、プリムラ、シクラメン、ベゴニア、宿根かすみそうを除く)

アザミウマ類
ハダニ類

100~300ℓ/10a

発生初期

5回以内

5回以内

ばら
きく

アブラムシ類
フラーバラゾウムシ
アザミウマ類
ハダニ類

プリムラ
シクラメン
ベゴニア

キンケクチブトゾウムシ成虫
アザミウマ類
ハダニ類

宿根かすみそう

ヨトウムシ
ナスハモグリバエ
アザミウマ類
ハダニ類

6回以内

6回以内

樹木類
(つばき類、さくら、プラタナスを除く)

フラーバラゾウムシ

200~700ℓ/10a

5回以内

5回以内

つばき類

チャドクガ
フラーバラゾウムシ

3回以内

3回以内

さくら
プラタナス

アメリカシロヒトリ
フラーバラゾウムシ

4回以内

4回以内

シバツトガ

0.5~1ℓ/㎡

3回以内

5回以内

たばこ

タバコアオムシ
ヨトウムシ
アブラムシ類
ジャガイモガ
アザミウマ類

25~180ℓ/10a

収穫10日前まで

2回以内

2回以内

ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。

注意事項

使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。

ボルドー液および石灰硫黄合剤との混用は可能であるが、混合後は放置せずなるべく早く使用すること。

芝に使用する場合は、土壌面までぬれるように十分な液量(0.5~1ℓ/㎡)を散布すること。

本剤の作用はやや遅効性であるので、害虫の発生をみたら早めに散布すること。

茶のカンザワハダニの防除の場合、夏場からのハマキムシ類との防除適期が一致する時期に使用すること。

茶の覆下栽培では薬害を生じる場合があるので使用しないこと。

さとうきびのハリガネムシ防除に使用する場合、夏植栽培では翌年の4~6月頃、株出栽培では萌芽後に所定希釈液を1㎡当り1.8ℓ灌注すること。

すいか、トマト、メロンには薬害を生じるおそれがあるので、かからないように注意して散布すること。

たまねぎに対して希釈倍数300倍で散布する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の地上液剤散布装置を使用すること。

株元灌注する場合は、希釈液が直接茎葉にかからないよう注意すること。

カラー及び花はすに使用する場合は、湛水状態で使用しないこと。また、使用後14日間は入水しないこと。

蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。

ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意すること。
①ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにすること。無人航空機による散布でそれらに飛散するおそれがある場合には使用しないこと。
②受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけること。
③関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めること。

フラーバラゾウムシに使用する場合は、植物防疫所、病害虫防除所等関係機関の指導のもとに実施すること。

本剤は自動車に散布液がかかると変色するおそれがあるので、散布液がかからないように注意すること。

適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。

安全使用上の注意

誤飲などのないよう注意すること。

本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。

本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。皮膚に付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。

散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。

作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。

かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意すること。

街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。

魚毒性

水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。

無人航空機による散布で使用する場合は、飛散しないよう特に注意すること。

使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないように適切に処理すること。

ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。