ラグビーMC粒剤
特長
ネコブセンチュウ、ネグサレセンチュウ等のセンチュウ類に対し、孵化阻害、運動阻害、根部侵入阻害作用により、高い殺センチュウ効果を示します。
有効成分をゆっくりと放出するマイクロカプセル製剤なので、長い残効性を示します。栽培期間の長い作物や作型のセンチュウ防除に適した薬剤です。
コガネムシ類等の土壌害虫にも高い効果を示します。また、だいこんのキスジノミハムシにも有効で、土壌害虫も同時に防除できるセンチュウ防除剤です。
適用と使用方法
2022年7月現在
作物名 |
適用病害虫名 |
使用量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
カズサホスを含む農薬の総使用回数 |
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だいこん |
キスジノミハムシ |
20~30kg/10a |
は種前 |
1回 |
全面処理土壌混和 |
1回 |
ネコブセンチュウ |
20kg/10a |
|||||
ネグサレセンチュウ |
10~30kg/10a |
|||||
きゅうり |
ネコブセンチュウ |
20~30kg/10a |
定植前 |
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にんにく |
イモグサレセンチュウ |
30kg/10a |
植付前 |
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さといも |
ネグサレセンチュウ |
20~30kg/10a |
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コガネムシ類 |
20kg/10a |
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かんしょ |
ネコブセンチュウ |
10~30kg/10a |
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ハリガネムシ類 |
20~30kg/10a |
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コガネムシ類 |
9kg/10a |
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作条処理土壌混和 |
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キャベツ |
ネグサレセンチュウ |
20kg/10a |
定植前 |
全面処理土壌混和 |
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ほうれんそう |
ネコブセンチュウ |
は種前 |
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いちご |
ネグサレセンチュウ |
定植前 |
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ねぎ |
ネコブセンチュウ |
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ばれいしょ |
ジャガイモシストセンチュウ |
植付前 |
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えだまめ |
ダイズシストセンチュウ |
は種又は定植前 |
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だいず |
は種前 |
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しそ |
ネコブセンチュウ |
定植前 |
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しそ(花穂) |
仮植前 |
2回以内 |
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定植前 |
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バジル |
1回 |
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みずな |
は種前 |
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ピーマン |
定植前 |
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しょうが |
植付前 |
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ごぼう |
ネグサレセンチュウ |
は種前 |
播溝処理土壌混和 |
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葉ごぼう |
全面処理土壌混和 |
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きく |
植付前 |
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トルコギキョウ |
ネコブセンチュウ |
30kg/10a |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
はり合わせアルミ袋入りの製品については、開封前に袋が固化している場合があるが、開封後は解消し、品質には問題がない。
使用量に合わせ秤量し、使いきること。
播種前、定植前または植付前に圃場全体に均一に散布し、10~20㎝の深さに土壌と十分混和すること。
散布が不均一であったり、混和が不十分な場合には薬効不足や初期生育の遅延、生育不良等の薬害を生じるおそれがあるので注意すること。
一時に広範囲に使用する場合は、散布器具は飛散が少なく、均一に散布できる乗用トラクター装着粒剤施用機を用いること。
桑に付着するおそれがある地域では使用しないこと。
ミツバチに対して影響があるので、ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにすること。
ハウス栽培で本剤を使用し、ミツバチまたはマルハナバチを導入する場合、散布直後には活動に影響を及ぼすおそれがあるので、処理後30日以上たってから導入すること。
本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
かぶれやすい体質の人は取り扱いに十分注意すること。
魚毒性
水産動植物(魚類、甲殻類)に影響を及ぼすおそれがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。