コサイド3000
特長
新しい製剤技術で、有効成分をさらに微粒子化することで、少ない銅含量でこれまでと変わらない防除効果を発揮します。
極めて細かい微粒子の有効成分が作物表面をムラなく均一にカバーして、残効性を与えるとともに、銅のイオン化を促します。
幅広い病害に銅イオンが予防効果を発揮します。かび由来の病害だけでなく、細菌性(バクテリア)病害にも防除効果があります。
有機JAS規格に適合する銅の水和剤で、扱いやすい顆粒状製剤になっています。
適用と使用方法
2023年12月6日現在
作物名 |
適用病害虫名 |
希釈倍数 |
使用液量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
銅を含む農薬の総使用回数 |
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びわ(葉) |
がんしゅ病 |
1,000倍 |
200~700ℓ/10a |
- |
- |
散布 |
- |
かんきつ |
かいよう病 |
発芽前 |
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2,000倍 |
生育期 |
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黒点病 |
- |
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ぶどう |
べと病 |
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おうとう |
褐色せん孔病 |
収穫後 |
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もも |
せん孔細菌病 |
収穫後から落葉まで |
|||||
1,000倍 |
開花前まで |
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りんご |
斑点落葉病 |
2,000倍 |
- |
||||
うめ |
かいよう病 |
硬核期まで |
|||||
キウイフルーツ |
花腐細菌病 |
休眠期~叢生期 |
|||||
かいよう病 |
収穫後~果実肥大期 |
||||||
パパイヤ |
軟腐病 |
1,000倍 |
- |
||||
いちじく |
疫病 |
||||||
野菜類 |
軟腐病 |
2,000倍 |
100~300ℓ/10a |
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アスパラガス |
茎枯病 |
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にんにく |
春腐病 |
||||||
やまのいも |
葉渋病 |
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しょくようほおずき |
斑点細菌病 |
||||||
くわい |
ひぶくれ病 |
||||||
かぼちゃ |
果実斑点細菌病 |
||||||
ホップ |
べと病 |
200~700ℓ/10a |
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だいこん |
白さび病 |
1,000倍 |
100~300ℓ/10a |
||||
ブロッコリー |
花蕾腐敗病 |
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トマト |
疫病 |
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ばれいしょ |
疫病 |
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そうか病 |
100倍 |
- |
植付前 |
種いも |
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こんにゃく |
葉枯病 |
1,000倍 |
100~300ℓ/10a |
- |
散布 |
||
にんじん |
黒葉枯病 |
500~1,000倍 |
|||||
ほうれんそう |
べと病 |
1,000倍 |
|||||
いちご |
炭疽病 |
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あずき |
褐斑細菌病 |
||||||
いんげんまめ |
かさ枯病 |
||||||
だいず |
斑点細菌病 |
||||||
たまねぎ |
りん片腐敗病 |
||||||
軟腐病 |
1,000~2,000倍 |
||||||
てんさい |
褐斑病 |
1,000倍 |
|||||
茶 |
赤焼病 |
200~400ℓ/10a |
摘採14日前まで |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
かんきつに使用する場合は次の事項に注意すること。
①薬害が発生するおそれがあるので、炭酸カルシウム水和剤を加用すること。特に、果実の着生時期の散布ではスターメラノーズを生じるおそれがあるので厳守すること。
②寒害などによる葉の落葉を本剤が助長することがあるので、樹勢の弱い木への散布や異常低温の予想される場合の散布は避けること。なお、散布はなるべく温暖な日を選んで行い、散布液が夕方までには乾くようにすること。
ぶどうに使用する場合、次の事項に十分注意すること。
①薬害を生じるおそれがあるので必ず炭酸カルシウム水和剤を加用すること。
②後期(果実肥大期以降)の散布は果房の汚れを生じるので、有袋栽培では袋がけ前の散布は避けること。また、無袋栽培ではこの時期以降収穫まで使用しないこと。
おうとう、いちじくに使用する場合、薬害を生じるおそれがあるので、必ず炭酸カルシウム水和剤を加用すること。
もも、ネクタリンに使用する場合、収穫後から落葉までは2000倍で散布し、開花前には1000倍で散布すること。なお、収穫後の散布では薬害を生じるおそれがあるので、必ず炭酸カルシウム水和剤を加用すること。
キウイフルーツに使用する場合、薬害を生じるおそれがあるので、次の事項に十分注意すること。
①発芽期以降は炭酸カルシウム水和剤を加用すること。果実に汚れを生じるおそれがあるので留意すること。
②過度の連用を避けること。
③品種によっては薬害を生じることがあるので、事前に確認する等、注意して使用すること。
りんごに使用する場合、薬害を生じるおそれがあるので必ず炭酸カルシウム水和剤を加用すること。また、本剤の散布により、サビ果が多くなるおそれがあるので落花直後から落花後30日頃までは使用しないこと。
いんげんまめに使用する場合、幼苗期及び高温時の散布は薬害を生じるおそれがあるので避けること。
きゅうり、はくさい、キャベツおよびだいこんに対しては薬害を生じやすいので、次の事項に十分注意すること。
①高温時は症状が強くなるため散布は避けること。
②はくさい、キャベツおよびだいこんに使用する場合は、薬害軽減のために炭酸カルシウム水和剤を加用する。収穫間際には汚れを生じるので留意すること。
カリフラワー、にんにくおよびくわいに使用する場合は薬害を生じるおそれがあるので、炭酸カルシウム水和剤を加用すること。また、くわいに使用する場合、高温時の散布は薬害を生じるおそれがあるので避けること。
ばれいしょの種いも浸漬は無萌芽種いもを対象とすること。萌芽種いもには薬害を生じるので使用しないこと。
ほうれんそうに使用する場合、葉の汚れを生じるので収穫間際の散布は避けること。また、雨よけ栽培の場合も収穫までの期間を十分取ること。
ほうれんそうに使用する場合、薬害を生じるおそれがあるので、次の事項に十分注意すること。
①高温時は症状が強くなるため散布は避けること。
②連用により葉の周辺が黄化するおそれがあるので、過度の連用を避けること。
③品種によっては薬害を生じることがあるので、事前に確認する等、注意して使用すること。
うめに使用する場合、薬害を生じるおそれがあるので、次の事項に十分注意すること。
①発芽期以降は必ず炭酸カルシウム水和剤を加用すること。果実に汚れを生じるおそれがあるので留意すること。
②過度の連用をさけること。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
木酢液等は混ぜないこと。
くわいに使用する場合、散布後7日間は落水、かけ流しをしないこと。
本剤の使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分に確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
誤飲、誤食などのないよう注意すること。
本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。
眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
散布の際は農薬用マスクなどを着用すること。
種いも浸漬の際は、不浸透性手袋などを着用すること。
作業後はうがいをするとともに洗眼すること。
魚毒性
水産動植物(魚類)に強い影響を及ぼす恐れがあるので、河川、湖沼及び海域等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。養殖池周辺での使用は避けること。
水産動植物(甲殻類、藻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空袋は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。