バクテサイド水和剤
登録番号 |
22666 |
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毒性 |
- |
消防法 |
- |
有効年限 |
4年 |
成分 |
アルキルトリメチルアンモニウムカルシウムオキシテトラサイクリン…1.8%(オキシテトラサイクリン…1.0%) |
性状 |
淡青緑色水和性粉末45µm以下 |
包装 |
500g×20 1kg×10 |
特長
定評のある軟腐病防除剤であるオキシテトラサイクリン、ストレプトマイシン、水酸化第二銅の三成分配合により、一層高い防除効果を発揮します。
三種混合により持続性と速効性を発揮し、軟腐病を幅広く、有効に防除します。
耐性が出来にくく、安定した防除効果が期待できます。
適用と使用方法
2021年9月現在
作物名 |
適用 |
希釈倍数 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
オキシテトラサイクリンを含む農薬の総使用回数 |
ストレプトマイシンを含む農薬の総使用回数 |
銅を含む農薬の総使用回数 |
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ばれいしょ |
そうか病 |
50~100倍 |
植付前 |
1回 |
種いも |
5回以内 |
5回以内 |
- |
軟腐病 |
750~1,000倍 |
収穫7日前まで |
5回以内 |
散布 |
||||
たまねぎ |
500~1,000倍 |
5回以内 |
5回以内 |
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はくさい |
1,000倍 |
収穫14日前まで |
3回以内 |
4回以内 |
3回以内 |
|||
樹木類 |
枝枯細菌病 |
新梢伸長期 |
5回以内 |
5回以内 |
5回以内 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
石灰硫黄合剤との混用はさけ、またボルドー液と混用する場合は、使用直前に混合すること。
本剤の使用により、薬害としてクロロシス(黄化現象)を生ずることがある。特に高温多湿時には薬害を生じやすいので、留意の上散布すること。
はくさいに対して薬害を生じやすいので、炭酸カルシウム水和剤を加用し次の事項に十分注意すること。
①幼苗期は特に薬害を生じやすいので、中期以降の散布にすること。
②高温時には症状が激しくなるので散布は避けること。
③炭酸カルシウム水和剤の加用は薬害軽減に有効であるが、収穫間際には汚れを生ずるので留意すること。
ばれいしょの種いも処理にあたっては以下の点に留意すること。
①萌芽後や種いも切断後の処理は薬害を生ずるので避け、必ず萌芽前に種いもを切断せずに処理すること。特に春先の気温の低い地域では植付け後の地温の上昇が遅れ、萌芽や生育の遅延が助長される場合があるので注意すること。
②浸漬時間が長くなったり、高濃度液に浸漬すると薬害を生じやすいので、所定の浸漬時間及び希釈倍数を厳守すること。
③薬剤処理した種いもは長時間ぬれたままにしておくと発芽遅延等の薬害を生ずるので、風通しのよい場所で速やかに乾燥させること。
④薬剤処理した種いもを切断する場合は、処理した薬液が十分乾いてから行うこと。
⑤薬剤処理した種いもは食糧又は飼料には使用しないこと。
⑥調製した薬液は、調製当日に使用すること。
⑦薬液の調製容器、種いも処理に使用した容器、器具などは水でよく洗浄し、その洗浄液及び残液、廃液はかんがい水路、排水路、河川、湖沼、井戸などの水系へ流さずに、環境に影響のないように適切に処理すること。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
誤飲、誤食などのないよう注意すること。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせること。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けること。
粉末は眼に対して強い刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。また薬液も眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けること。
薬液調製時及び使用の際は保護眼鏡、防護マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用すること。また、粉末や薬液を吸いこんだり浴びたりしないよう注意し、作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触を避けること。
夏期高温時の使用を避けること。
街路、公園等で使用する場合は、使用中及び使用後(少なくとも使用当日)に小児や使用に関係のない者が使用区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。
魚毒性
水産動植物(甲殻類、藻類)に影響を及ぼす恐れがあるので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。