パッチコロン水和剤
特長
芝の葉腐病、ダラースポット病に高い効果を示します。本剤はリゾクトニアの他、担子菌類及び不完全菌類の多くに抗菌活性を示します。
殺菌作用が強く、植物への浸達性に優れているので、治療効果も十分に発揮します。
根部より吸収されて、すばやく地上部へ移行する性質があるので、散布時末展開だった上位葉の発病も強く抑えます。
適用と使用方法
2021年9月現在
作物名 |
適用病害虫名 |
希釈倍数 |
使用液量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
シメコナゾールを含む農薬の総使用回数 |
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日本芝 |
葉腐病(ラージパッチ) |
4,000倍 |
0.5ℓ/㎡ |
発病初期 |
4回以内 |
散布 |
4回以内 |
2,000倍 |
0.25~0.5ℓ/㎡ |
||||||
800倍 |
0.2ℓ/㎡ |
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疑似葉腐病(春はげ症) |
2,000倍 |
0.25ℓ/㎡ |
休眠期前 |
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800倍 |
0.2ℓ/㎡ |
||||||
カーブラリア葉枯病 |
発病初期 |
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西洋芝 |
葉腐病(ブラウンバッチ) |
2,000倍 |
0.25ℓ/㎡ |
||||
炭疽病 |
0.5ℓ/㎡ |
||||||
樹木類 |
うどんこ病 |
200~700ℓ/10a |
発病前~ |
5回以内 |
5回以内 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意すること。とくに適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
散布の際は防護マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼すること。
街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。
魚毒性
この登録に係る使用方法では該当がない。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。