バラライカ水和剤
特長
赤かび病のフザリウム菌に効果の高いテブコナゾールと、ニバーレ菌に効果の高いキャプタンの混合剤です。
開花期に本剤を使用することで、穂を綺麗に仕上げる効果があります。
DONかび毒生成とニバーレ菌の同時防除が可能です。
赤かび病だけでなく、赤さび病、黒変病などに有効な小麦の総合殺菌剤です。
適用と使用方法
2024年2月14日現在
作物名 |
適用病害虫名 |
希釈倍数 |
使用液量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
キャプタンを含む農薬の総使用回数 |
テブコナゾールを含む農薬の総使用回数 |
小麦 |
赤かび病 |
500倍 |
60~150ℓ/10a |
収穫14日前まで |
2回以内 |
散布 |
4回以内 |
3回以内 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
125倍 |
25ℓ/10a |
|||||||
4倍 |
0.8ℓ/10a |
無人航空機による散布 |
||||||
8倍 |
1.6ℓ/10a |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。
石灰硫黄合剤、ボルドー液等のアルカリ性薬剤及びマシン油乳剤との混用はさけること。
周辺農作物に対して薬害を生じるおそれがあるので、付近にある場合はかからないように注意すること。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
希釈倍数125倍で散布する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を使用すること。
本剤を無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意を守ること。
①散布は各散布機種の散布基準に従って実施すること。
②散布にあっては、散布機種に適合した散布装置を使用すること。
③散布中、薬液が漏れないように機体の散布用配管その他散布装置の十分な点検を行うこと。
④散布薬液の飛散によって動植物及び自動車の塗装等へ影響を与えないよう散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分留意すること。
⑤水源池、飲料用水等に本剤が飛散・流入しないように十分注意すること。
⑥散布終了後、機体の散布装置は十分洗浄し、薬液タンクの洗浄廃液は安全な場所に処理すること。また使用後の空の容器は放置せず、安全な場所に廃棄すること。
⑦特定の農薬(混用可能が確認されているもの)を除いて原則として他の農薬との混用は行わないこと。
本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
誤飲、誤食などのないよう注意すること。誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせること。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けること。
本剤は眼に対して強い刺激性があるので、眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けること。
本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
散布液調製時及び散布の際は保護眼鏡、農薬用マスク、不浸透性手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用すること。
作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触をさけること。
夏期高温時の使用をさけること。
魚毒性
使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。