フジワン1キロ粒剤

特長
土壌種の影響を受け難く穂いもちに対して安定した効果が持続するとともに、稲こうじ病を同時防除できます。
低温、日照不足や高温等の不良環境下では稔実しにくい籾の登熟を高める登熟歩合向上効果があります。
適用と使用方法
2022年12月7日現在
作物名 |
適用病害虫名 |
使用量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
イソプロチオランを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
稲 |
稲こうじ病 |
1kg/10a |
出穂10~30日前 |
2回以内 |
湛水散布 |
3回以内 |
いもち病 |
1~1.5kg/10a |
葉いもちに対しては |
作物名 |
使用目的 |
使用量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
イソプロチオランを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|
稲 |
登熟歩合向上 |
1kg/10a |
出穂10~20日前 |
1回 |
湛水散布 |
3回以内 |
高温登熟下における白未熟粒の発生軽減 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
育苗箱には使用しないこと。
使用量に合わせ秤量し、使いきること。
散布に当っては、田水深を3㎝以上の湛水状態とし、散布後少なくとも3~4日間は湛水状態を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないこと。
なお、極端な漏水田での使用はさけること。
本剤は予防的に散布した場合に有効であり、葉いもち防除の使用適期は初発の7~10日前である。
発生予察情報に注意して時期を失しないように早目に散布すること。穂いもち防除の使用適期は出穂20日前(葉いもちの発病程度、気象条件などにより出穂10~30日前)である。
なお、本剤の使用適期は稲の品種あるいは地域により前後することがあり、また、多発時の散布は効果が劣る場合があるので、使用に当っては使用時期を誤らないように病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
朝露や降雨により葉がぬれている場合は、粒剤が直接葉に付着して薬害を生じるおそれがあるので使用をさけること。
本剤を無人航空機で散布する場合は、次の事項に注意すること。
①専用の粒剤散布装置によって湛水散布すること。
②事前に薬剤の物理性に合わせて粒剤散布装置のメタリング開度を調整すること。
③散布薬剤の飛散によって他の動植物等へ影響を与えないよう散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分留意すること。
稲の登熟歩合向上を目的として使用する場合は、低温や高温等生育不良条件下で効果的であるので、これらの条件下で使用することが望ましい。
稲の高温登熟下における白未熟粒の発生軽減を目的として使用する場合は、高温登熟条件下で効果的であるので、この条件下で使用すること。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。
作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをすること。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意すること。
魚毒性
水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないこと。
無人航空機による散布で使用する場合は、河川、養殖池等に飛散しないよう特に注意すること。
散布後は河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。