マスタピース水和剤
特長
生きた微生物を有効成分とする細菌病防除剤です。
バイオフィルム形成能力がある微生物で、病原性細菌の侵入を効果的に防ぎます。
改正JAS法に適合しているため使用回数制限がなく、且つ、農薬の使用回数にカウントされません。
各種薬剤耐性菌に対しても効果的です。
作物に対する汚れは極めて少ない薬剤です。
防除効果に対する降雨の影響が少ない薬剤です。
適用と使用方法
2023年3月8日現在
作物名 |
適用病害虫名 |
希釈倍数 |
使用液量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
シュードモナスロデシアを含む農薬の総使用回数 |
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野菜類 |
軟腐病 |
1,000〜2,000倍 |
100〜300ℓ/10a |
収穫前日まで |
− |
散布 |
− |
だいこん |
軟腐病 |
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キャベツ |
軟腐病 |
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レタス |
軟腐病 |
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ブロッコリー |
軟腐病 |
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しょうが |
腐敗病 |
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かぼちゃ |
軟腐細菌病 |
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トマト |
茎えそ細菌病 |
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かんきつ |
かいよう病 |
1,000〜4,000倍 |
200〜700ℓ/10a |
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小粒核果類 |
1,000〜2,000倍 |
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もも |
せん孔細菌病 |
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マンゴー |
枝枯細菌病 |
2,000倍 |
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キウイフルーツ |
かいよう病 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。
本剤の有効成分は生菌であるので、開封後はすべて使いきること。
予防効果が主体なので、発病前から発病初期に7〜10日間隔で散布すること。
散布量は対象作物の生育段階、栽培形態および散布方法に合わせ調整すること。
みずかけな(水掛菜)に使用する場合は、ほ場内に水がない状態で使用すること。また、使用後14日間は入水しないこと。
みずいも、せり、クレソン、くわい、じゅんさい、ひし、まこもたけ、れんこん及びわさびに使用する場合は、湛水状態で使用しないこと。また、使用後14日間は入水しないこと。
適用作物群に属する作物またはその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。
なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
本剤の使用に当たっては使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
散布の際は農薬用マスク、手袋、不浸透性防除衣などを着用するとともに保護クリームを使用すること。作業後は直ちに身体を洗い流し、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換すること。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
かぶれやすい体質の人は作業に従事しないようにし、施用した作物等との接触を避けること。
夏期高温時の使用を避けること。
魚毒性
この登録に係る使用方法では該当がない。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。