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殺菌剤 農業用

ランマンフロアブル

ランマンフロアブル

登録番号

20624

毒性

-

消防法

-

有効年限

3年

成分

シアゾファミド…9.4% (W/W)〔10.0% (W/V)〕

性状

淡褐色水和性粘稠懸濁液体

包装

500㎖×20 2ℓ×8

21

特長

べと病、疫病などの藻菌類病害に卓越した高い防除効果を示します。

優れた残効性と耐雨性により、安定した効果が期待できます。

果面の汚れが少なく、作物や天敵、有用昆虫(マルハナバチなど)にも安全性の高い薬剤です。

ばれいしょでは、茎葉部での優れた疫病防除効果に加え、塊茎腐敗防止効果もあります。

適用と使用方法

2023年12月20日現在

作物名

適用病害虫名

希釈倍数

使用液量

使用時期

本剤の使用回数

使用方法

シアゾファミドを含む農薬の総使用回数

稲(箱育苗)

苗立枯病
(ピシウム菌)

1,000倍

育苗箱
(30×60×3㎝、使用土壌約5ℓ1箱当り0.5ℓ)

は種時

1回

土壌灌注

1回

発芽後~緑化期

ぶどう

べと病

1,000~2,000倍

200~700ℓ/10a

収穫14日前まで

3回以内

散布

3回以内

かんきつ

褐色腐敗病

2,000倍

収穫前日まで

いちじく

疫病

日本なし

収穫3日前まで

小麦

褐色雪腐病

1,000倍

100ℓ/10a

根雪前

250倍

25ℓ/10a

8倍

0.8ℓ/10a

無人航空機に
よる散布

あずき

茎疫病

原液

種子重量の2%

は種前

1回

種子塗沫

4回以内
(種子への処理は1回以内、散布は3回以内)

1,000倍

100~300ℓ/10a

収穫7日前まで

3回以内

散布

だいず

原液

種子重量の
1~2%

は種前

1回

種子塗沫

茎疫病
べと病

1,000~2,000倍

100~300ℓ/10a

収穫7日前まで

3回以内

散布

えだまめ

茎疫病

原液

種子重量の2%

は種前

1回

種子塗沫

茎疫病
べと病

1,000~2,000倍

100~300ℓ/10a

収穫3日前まで

3回以内

散布

さといも

疫病

2,000倍

収穫前日まで

2回以内

2回以内

ばれいしょ

1,000~2,000倍

収穫7日前まで

4回以内

4回以内

375倍

25ℓ/10a

600倍

40ℓ/10a

32倍

3.2ℓ/10a

無人航空機による散布

キャベツ

べと病
ピシウム腐敗病

2,000倍

100~300ℓ/10a

収穫3日前まで

散布

6回以内
(育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は4回以内)

根こぶ病

250㎖/株

収穫14日前まで

1回

株元灌注

500倍

セル成型育苗
トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60㎝、使用土壌約2.5~7ℓ)当り2ℓ

定植前日~当日

灌注

カリフラワー

べと病

2,000倍

100~300ℓ/10a

収穫3日前まで

4回以内

散布

根こぶ病

250㎖/株

収穫14日前まで

1回

株元灌注

 

500倍

セル成型育苗
トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60㎝、使用土壌約2.5~7ℓ)当り2ℓ

定植前日~当日

灌注

はくさい

2,000倍

250㎖/株

収穫14日前まで

株元灌注

べと病
ピシウム腐敗病
白さび病

100~300ℓ/10a

収穫3日前まで

4回以内

散布

非結球あぶらな科葉菜類
(なばな類を除く)
エンサイ

白さび病

3回以内

3回以内

なばな類

 

4回以内
(灌注は1回以内、散布は3回以内)

根こぶ病

500倍

セル成型育苗
トレイ1箱またはペーパーポット1冊(30×60㎝、使用土壌約2.5~7ℓ)当り2ℓ

定植前日~当日

1回

灌注

ブロッコリー

5回以内
(育苗期の灌注は1回以内、本圃での株元灌注は1回以内、散布は3回以内)

2,000倍

250㎖/株

収穫14日前まで

株元灌注

べと病

100~300ℓ/10a

収穫3日前まで

3回以内

散布

にがうり

疫病

1,000倍

収穫前日まで

2回以内

2回以内

きゅうり
メロン

べと病

1,000~2,000倍

150~300ℓ/10a

4回以内

4回以内

ズッキーニ

1,000倍

100~300ℓ/10a

すいか

褐色腐敗病

1,000~2,000倍

150~300ℓ/10a

とうがん

疫病

2,000倍

2回以内

2回以内

かぼちゃ

べと病
疫病

3回以内

3回以内

トマト
ミニトマト

疫病

1,000~2,000倍

4回以内

4回以内

ピーマン
とうがらし類

2,000倍

なす

褐色腐敗病

ねぎ

べと病

収穫3日前まで

わけぎ

100~300ℓ/10a

3回以内

3回以内

葉たまねぎ

4回以内

4回以内

たまねぎ

べと病
白色疫病

収穫7日前まで

みょうが
(花穂)

根茎腐敗病

500倍

3ℓ/㎡

生育期
但し、収穫3日前まで

3回以内

土壌灌注

4回以内
(種根茎浸漬は1回以内、土壌灌注は3回以内)

         

みょうが
(茎葉)

200倍

植付前

1回

30分間
種根茎浸漬

500倍

3ℓ/㎡

みょうが(花穂)の収穫3日前まで
但し、花穂を収穫しない場合にあっては開花期終了まで

3回以内

土壌灌注

しょうが

1~3ℓ/㎡

生育期
但し、収穫30日前まで

3回以内

500~1,000倍

2~3ℓ/㎡

葉しょうが

3ℓ/㎡

生育期
但し、収穫3日前まで

こんにゃく

根腐病

収穫14日前まで

畑わさび

白さび病

2,000倍

150~300ℓ/10a

収穫7日前まで

2回以内

散布

2回以内

わさび

畑育苗期

かぶ

べと病
白さび病

100~300ℓ/10a

収穫3日前まで

3回以内

4回以内
(は種時の灌注は1回以内、散布は3回以内)

根こぶ病

2ℓ/㎡

は種時

1回

灌注

だいこん

ワッカ症
白さび病

100~300ℓ/10a

収穫3日前まで

3回以内

散布

3回以内

はつかだいこん

ワッカ症
白さび病
べと病

みつば

べと病

収穫3日前まで
但し、伏せ込み栽培は伏せ込み前まで

2回以内

2回以内

レタス
非結球レタス
ほうれんそう

収穫3日前まで

3回以内

3回以内

バジル

2回以内

2回以内

おかひじき

150~300ℓ/10a

らっきょう

白色疫病

100~300ℓ/10a

4回以内

4回以内

いちご

疫病

500~1,000倍

50㎖/株

育苗期

2回以内

株元灌注

4回以内
(育苗期は2回以内、定植後は2回以内)

100㎖/株

生育期
但し、収穫30日前まで

ホップ

べと病

2,000倍

200~700ℓ/10a

収穫14日前まで

散布

2回以内

ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。

注意事項

使用直前に容器をよく振ること。

使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。

予防効果主体の剤なので、出来るだけ発病前又は発病初期に散布すること。

小麦、ばれいしょに対して少量散布で使用する場合は、少量散布に適合したノズルを装着した乗用型の速度連動式地上液剤散布装置を使用すること。

根こぶ病防除に使用する場合、発病が激しいほ場では効果が劣ることがあるので、土壌処理剤と組み合わせて使用すること。

キャベツに灌注処理する場合、品種によっては、初期に軽度の生育抑制がみられることがあるが、実用上は問題無い。

本剤を使用したわさびの苗を畑地からわさび田に移植する場合には、使用した農薬がわさび田の水系に持ち込まれないよう、わさびの苗に付着した土を十分に洗い落とすこと。

みずかけな(水掛菜)に使用する場合は、ほ場内に水がない状態で使用すること。また、使用後14日間は入水しないこと。

あずき、だいず及びえだまめの種子塗沫に使用する場合は次の注意事項を守ること。
①使用前に容器をよく振ってから塗沫処理を行うこと。
②薬剤の使用量を守り、水等で希釈せずに使用すること。
③塗沫処理はは種当日または前日に行なうこと。
④薬剤が種子に均一に付着するように処理した後、すみやかに広げて乾燥させること。
⑤本剤を処理した種子を食用など目的外に使用しないこと。
⑥本剤処理後のは種から発芽までの時期は土壌が過湿にならないように注意すること。

蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。

本剤を無人航空機による散布に使用する場合は次の注意事項を守ること。
①散布は各散布機種の散布基準に従って実施すること。
②散布機種に適合した散布装置を使用すること。
③散布中、薬液が漏れないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行うこと。
④散布薬液の飛散による他の分野への影響に注意して、散布地域の選定に注意をし、散布区域内の諸物件に十分留意すること。
⑤散布終了後は、次の項目を守ること。
(a)使用後の空容器は放置せず、安全な場所に廃棄すること。
(b)使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきること。
(c)機体の散布装置は十分洗浄すること。また、薬液タンクの洗浄廃液は河川等に流さないこと。

散布器具の洗浄水及び残りの薬液は河川等に流さず、容器等は環境に影響を与えないよう安全に処理すること。

使用液量は対象作物の生育段階、栽培形態及び散布方法に合わせ調節すること。

本剤の使用に当っては、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

使用の際は不浸透性手袋などを着用すること。

かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意すること。

魚毒性

浸漬後の薬液は、河川等に流さず、水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。

ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。