サンクリスタル乳剤
特長
野菜のうどんこ病、ハダニ類、コナジラミ類、アブラムシ類を防除します。
薬剤耐性のうどんこ病菌、薬剤抵抗性のハダニ類やアブラムシにも有効です。
有効成分は食用油脂で、収穫前日まで使用でき、減農薬栽培やYES!cleanで使用しても、化学薬剤としてカウントされません。
ミツバチに対する安全性が高く、天敵の活動にも影響が少ない資材です。
適用と使用方法
2022年8月現在
作物名 |
適用病害虫名 |
希釈倍数 |
使用液量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
脂肪酸グリセリドを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
りんご |
ハダニ類 |
600倍 |
200〜700ℓ/10a |
収穫前日まで |
− |
散布 |
− |
かんきつ |
ミカンキジラミ |
||||||
野菜類 |
アブラムシ類 |
300倍 |
150〜500ℓ/10a |
||||
ハダニ類 |
300〜600倍 |
||||||
なす |
アブラムシ類 |
300倍 |
|||||
チャノホコリダニ |
300〜600倍 |
||||||
トマト |
アブラムシ類 |
300倍 |
|||||
トマトサビダニ |
300〜600倍 |
||||||
しゅんぎく |
アブラムシ類 |
300倍 |
|||||
ハダニ類 |
300〜600倍 |
||||||
茶 |
チャノナガサビダニ |
摘採前日まで |
|||||
げっきつ |
ミカンキジラミ |
600倍 |
200〜700ℓ/10a |
− |
|||
花き類・観葉植物 |
ハダニ類 |
150〜500ℓ/10a |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
散布液調製後はできるだけ速やかに散布すること。
希釈倍数を遵守し、葉裏等に散布むらを生じないように丁寧に散布すること。
高温時には葉に薬害を生じることがあるので、施設では温度管理に十分注意すること。
トリアジン水和剤、スルフェン酸系水和剤、キャプタン水和剤およびストロビルリン系薬剤との同時施用及び近接散布は、薬害を生じる恐れがあるのでさけること。
害虫に対する防除では、多発生時に効果を高める為に、数日間隔で連続散布することが望ましい。
なす、ピーマン、はくさい、チンゲンサイ等に使用する場合、幼苗期には葉先枯れを生じることがあるので使用をさけること。
花き類・観葉植物に使用する場合は、品種、栽培条件等により花弁、苞、葉に薬害を生じる場合があるので、事前に安全を確認して使用すること。特に結蕾期以降の散布は注意すること。
かんきつに使用する場合は下記の注意事項を守ること。
①品種、使用時期等によっては果実に薬害を生じる恐れがあるので、事前に安全を確認して使用すること。また樹勢が弱っている場合には散布しないこと。
②ジチアノン剤との混用並びに近接散布は果実に薬害を生じるのでさけること。
適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。使用後は洗眼すること。
本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので、皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
街路、公園等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。
魚毒性
この登録に係る使用方法では該当がない。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。