ハッパ乳剤
特長
うどんこ病に対して物理的作用により、高い効果を示します。薬剤耐性うどんこ病防除に有効です。
有効成分は天然のなたね白絞油で、収穫前日まで使用でき、減農薬栽培やYES!cleanで使用しても、化学薬剤としてカウントされません。
ミツバチに対する安全性が高く、天敵の活動にも影響が少ない資材です。
適用と使用方法
2021年9月現在
作物名 |
適用病害虫名 |
希釈倍数 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
なたね油を含む農薬の総使用回数 |
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かんきつ |
ミカンハダニ |
100〜200倍 |
夏期(5〜10月) |
− |
散布 |
− |
きゅうり |
うどんこ病 |
200倍 |
− |
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かぼちゃ |
うどんこ病 |
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ばら |
ハダニ類 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
調製した薬液は速やかに散布すること。
石灰硫黄合剤、ボルドー液などアルカリ性薬剤との混用はさけること。
散布直後の降雨は、本剤の効果を低下させるので、好天の続く時に使用すること。
ジチアノンの散布後、本剤を散布する場合は10日以上の間隔をあけて散布すること。
かんきつに使用する場合は、散布後まれに油浸斑を生ずることがあるが、日数の経過に従って消失し、落葉を助長することはない。
ただし、かんばつ等で樹勢が弱っている場合には散布しないこと。
きゅうりに使用する場合は次の注意事項を守ること。
・うどんこ病の防除に使用する場合、発病後の散布は効果が劣るので本病の発生前、発生初期から予防的に散布すること。
・ハダニ類の防除に使用する場合、散布液が直接害虫にかかるよう葉の表裏に丁寧に散布し、多発生時には効果を高めるために7日程度の間隔で連続散布すること。
・幼苗期の散布及び過度の連用は薬害を生ずるおそれがあるのでさけること。
安全使用上の注意
本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。
眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。
付着した場合は直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。
作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼、うがいをするとともに衣服を交換すること。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯すること。
かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意すること。
魚毒性
この登録に係る使用方法では該当がない。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。