ヨーバルトップ箱粒剤
特長
新規殺虫剤「ヨーバル」と、水稲病害防除の定番「ルーチン」を配合
・新しいジアミド系殺虫剤「ヨーバル」(有効成分:テトラニリプロール)は、水稲の初期害虫やチョウ目害虫などの主要害虫に優れた効果を発揮します。
・いもち病防除の定番「ルーチン」(有効成分:イソチアニル)は、既存薬剤耐性菌を含むいもち病に安定した効果を発揮します。
は種前、は種時から移植当日まで使用可能。
・覆土、床土混和、は種時覆土前から移植当日までの幅広い時期で処理が可能です。
適用と使用方法
2021年11月現在
作物名 |
適用病害虫名 |
使用量 |
使用時期 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
テトラニリプロールを含む農薬の総使用回数 |
イソチアニルを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
稲 |
苗腐敗症(もみ枯細菌病菌) |
育苗箱 |
は種前 |
1回 |
育苗箱の床土又は覆土に均一に混和する。 |
1回 |
3回以内 |
は種時 |
育苗箱の上から均一に散布する。 |
||||||
穂枯れ(ごま葉枯病菌) |
移植3日前 |
||||||
いもち病 |
は種前 |
育苗箱の床土又は覆土に均一に混和する。 |
|||||
は種時(覆土前) |
育苗箱の上から均一に散布する。 |
||||||
高密度には種する場合は1kg/10a |
|||||||
苗腐敗症(もみ枯細菌病菌) |
は種時 |
||||||
穂枯れ(ごま葉枯病菌) |
移植3日前 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
本剤を床土または覆土に混和処理する場合、処理後速やかに使用すること。また本剤を処理した床土または覆土を放置しないこと。
育苗箱(30×60×3cm、使用土壌約5ℓ)1箱当りに乾籾として200から300g程度を高密度には種する場合は、10a当りの育苗箱数に応じて、本剤の使用量が1kg/10aまでとなるよう、育苗箱1箱当りの薬量を50から100gまでの範囲で調整すること。
軟弱徒長苗、むれ苗、移植適期を過ぎた苗などには薬害を生じるおそれがあるので注意すること。
本田の整地が不均整な場合は、薬害を生じやすいので、代かきは丁寧に行い、移植後田面が露出しないように注意すること。
いぐさ栽培予定水田では使用しないこと。また、本剤を処理した稲苗を移植した水田ではいぐさを栽培しないこと。
きく等の他作物に影響を及ぼす場合があるので、薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように散布すること。
また、土壌全面に不透水性無孔シートを敷くなど、薬剤処理後の灌水による土壌への浸透をさけること。
本剤の使用に当っては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
誤飲などのないように注意して下さい。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けて下さい。
使用の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用して下さい。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに衣服を交換して下さい。
作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯して下さい。
かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意して下さい。
直射日光をさけ、食品と区別して、なるべく低温で乾燥した場所に密封して保管して下さい。
魚毒性
水産動植物(甲殻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう水管理に注意して下さい。
散布器具および容器の洗浄水は、河川等に流さないで下さい。また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理して下さい。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。