MCPP液剤
特長
本剤はイネ科を除くクローバーなど広葉雑草の植物体内を移行し、体内の植物ホルモンをかく乱させて抑制枯殺する、選択性の除草剤です。
適用と使用方法
2021年9月現在
作物名 |
適用場所 |
適用雑草名 |
使用時期 |
使用量 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
MCPPを含む農薬の総使用回数 |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
薬量 |
希釈水量 |
|||||||
日本芝 |
- |
クローバー |
雑草生育期 |
500~1,000㎖/10a |
100~200ℓ/10a |
3回以内 |
全面茎葉散布 |
3回以内 |
樹木等 |
公園 |
スギナ |
750~1,000㎖/10a |
植栽地を除く樹木等の周辺地に全面茎葉散布 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。
本剤は、生育期の広葉雑草に有効なので、雑草の発生後茎葉に均一に散布すること。
散布直後の降雨は効果を減ずるので、天候を見きわめてから散布すること。
低温時(10℃以下)の散布は、効果が劣るのでさけること。
キク科雑草には効果が劣るので、それらの優占するところでの使用はさけること。
本剤使用により芝に黄変などの薬害を生ずることもあるが、やがて回復し、その後の生育に対する影響は認められていない。
低花木及び浅根性の樹木の周辺では使用しないこと。
周辺の植物に散布液がかかると薬害を生じるので、有用植物が付近にある場合にはかからないよう注意して散布すること。
芝以外の有用植物の植え付けが予想される場所やその付近での使用はさけること。
散布後、散布液を調製した容器や、散布機具は十分水で洗うこと。
水源池、養殖池等に本剤が飛散、流入しないよう十分に注意すること。
散布器具、容器の洗浄水は河川等に流さず、空容器、空袋等は環境に影響を与えないよう適切に処理すること。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
誤飲などのないよう注意すること。
原液は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。
眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
本剤は皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。
付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。
作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをすること。
公園、堤とう等で使用する場合には、小児や散布に関係のない者が作業現場に近づかないよう配慮するとともに居住者、通行人、家畜などに被害を及ぼさないよう注意を払うこと。また散布後にあっても、少なくともその当日は散布区域に立ち入らないように縄囲いや立札を立てるなど配慮すること。
使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管すること。
魚毒性
この登録に係る使用方法では該当がない。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。