ホクサンの製品情報

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除草剤 農業用

MCPソーダ塩

登録番号

7697

毒性

-

消防法

-

有効年限

5年

成分

MCPAナトリウム塩…19.5%

性状

茶褐色水溶性液体

包装

1.5kg×10 6kg×3

4
SDS

特長

ホルモン型の選択性の除草剤で、水稲や麦類の雑草処理剤として、イネ科植物に害はほとんど与えず、主として広葉雑草を枯らします。

適用と使用方法

2021年9月現在

作物名

適用場所

適用雑草名

使用時期

使用量

本剤の使用回数

使用方法

適用地帯

MCPAを含む農薬の総使用回数

薬量

希釈水量

水稲

一年生雑草
(イネ科を除く)
マツバイ
ヘラオモダカ
ウリカワ
オモダカ
セリ

有効分けつ
終止期~
幼穂形成期前
但し収穫
60日前まで

160~240g/10a

70~100ℓ/10a

1回

落水散布

全域

1回

幼穂形成始期
但し収穫
60日前まで

125g/10a

水稲
(刈取跡)

水稲
刈取跡

マツバイ

稲刈取後
10日以内

1,000g/10a

90~110ℓ/10a

水田作物
(水田畦畔)

水田畦畔

一年生
及び
多年生
広葉雑草
スギナ

雑草生育期
(草丈30㎝以下)
但し収穫
14日前まで

200~400g/10a

100ℓ/10a

3回以内

雑草茎葉散布

3回以内

とうもろこし

一年生
及び
多年生
広葉雑草

2~5葉期

200~300g/10a

70~100ℓ/10a

1回

雑草茎葉散布又は全面散布

北海道
東北
北陸

1回

麦類

(春播麦類)
5葉期
但し収穫
45日前まで

通常散布
50~100ℓ/10a
少量散布
25~50ℓ/10a

全域

(秋播麦類)
幼穂形成期
但し収穫
45日前まで

北海道

70~100ℓ/10a

全域
(北海道を除く)

日本芝

芝生育期

2g/㎡

200~300㎖/㎡

3回以内

雑草茎葉散布

全域

3回以内

西洋芝
(ケンタッキーブルーグラス)

春夏期
芝生育期
(雑草生育期)

1.5~2g/㎡

樹木等

公園
堤とう
駐車場
道路
運動場
宅地
のり面
鉄道等

一年生
及び
多年生
広葉雑草
スギナ

雑草生育期
(草丈30㎝以下)

400~600g/10a

70~100ℓ/10a

植栽地を除く樹木等の周辺地に雑草茎葉散布

ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。

注意事項

本剤はMCPAを含む農薬であるので、他のMCPAを含む農薬の使用回数と合わせ、作物ごとの総使用回数の範囲内で使用する。

一般的注意事項
①立毛中の広葉作物(桑、茶、果樹などを含む)に本剤がかかると薬害を生ずるおそれがあるから散布に際しては、これらの作物に散布液が直接又は飛散してかからないように注意すること。
②散布直後の降雨は効果を減ずるので降雨前の散布はさけ、天候を見きわめてから散布すること。
③本剤散布に用いた器具類は使用後できるだけ早く水で十分洗っておき、他の用途に使用する場合薬害の原因にならぬように注意すること。

水稲の本田雑草防除に使用する場合は、一般的注意事項の他に、次の事項に注意すること。
①本剤の散布時期は水稲の有効分けつ終止期より幼穂形成期までの間であるので、水稲の生育初期に発生する雑草を抑制することはできない。従って本剤使用に先立って、これらの初期発生雑草を抑制する除草剤を散布するか、または中耕除草を行なうこと。
②マツバイ、ヘラオモダカ、ウリカワ、オモダカ、セリは本剤の水稲生育中の処理では完全に枯殺することはできないので有効な除草剤と組み合わせて防除すること。マツバイは、稲刈取後処理で効果的に防除することができる。
③本剤散布にあたっては、散布1~2日前に落水しておき、本剤の使用量を少量の水によく溶かしてから70~100ℓ/10aの水にうすめ、よくかきまぜてから散布機で雑草全面に散布すること。特にアブノメ、カヤツリグサ、マツバイなどの雑草は薬剤が付着しにくいので、十分雑草にかかるよう丁寧に散布すること。散布後2~3日間は落水のままとし、湛水しない。また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないこと。
④本剤の散布に当ってはなるべく株間に均一に散布するようにし稲体の上から散布しないよう注意すること。
⑤直播栽培の場合も有効分けつ終止期から幼穂形成始期直前までに移植栽培と同様の方法で散布する。
⑥有効分けつが幼穂形成期前までに確保できる場合は、有効分けつ終止期から幼穂形成期前までに使用すること。
⑦有効分けつが幼穂形成期前までに確保できない場合は、幼穂形成始期に使用すること。
⑧本剤は極端な高温や低温の条件では薬害を生じるおそれがあるので、そのような条件下においては所定量の範囲内で低めの薬量で使用すること。

水稲刈取跡地におけるマツバイ防除に使用する場合は、一般的注意事項の他に、次の事項に注意すること。
①除草効果は、高温、晴天時程高いので、日中の気温が20℃以上の天気のよい日を選んで散布すること。
②稲刈取直後のマツバイの生育の旺盛な時に処理すると除草効果が高いので稲刈取後できるだけ早く散布すること。

とうもろこしに使用する場合は、一般的注意事項の他に、次の事項に注意すること。
①高温条件下では薬害が発生しやすいので、異常高温下での散布はさけること。
②スーパースイート系には薬害を生じる場合があるので使用はさけること。
③雑草茎葉にかかるよう、まきむらのないように均一に散布すること。

麦類に使用する場合は、一般的注意事項の他に、次の事項に注意すること。
①少量散布(25~50ℓ/10a)には専用ノズルを使用すること。
②雑草茎葉にかかるよう、まきむらのないように均一に散布すること。

芝に使用する場合は、一般的注意事項の他に、次の事項に注意すること。
①萌芽期および生育初期の芝は抵抗力が余り強くないので、完全に生え揃った後に散布すること。なお、枯殺力は高温になるほど強くなるので7月頃では散布前に芝刈りを行なって雑草の生育をおさえた後散布するとさらに有効である。
②散布の際、芝の中や付近にある草花や花木などに薬液がかからないようその付近での散布はさけること。
③散布後、芝が若干黄変することがあるが、1~2週間後には回復する。

公園、堤とう等で使用する場合は、一般的注意事項の他に、次の事項に注意すること。
①セイタカアワダチソウ、イタドリ等大型多年生広葉雑草を対象としない場面で使用すること。
②水源池、養殖池等に本剤が飛散流入しないよう十分に注意すること。
③散布器具・容器の洗浄水は、河川等に流さず、空容器・空袋等は環境に影響を与えないよう適切に処理すること。

本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。

安全使用上の注意

誤飲などのないよう注意すること。
誤って飲み込んだ場合には吐き出させ、直ちに医師の手当を受けさせること。本剤使用中に身体に異常を感じた場合には直ちに医師の手当を受けること。

原液は眼に対して刺激性があるので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意すること。
眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。

原液は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。

散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。
また、薬液を吸い込んだり浴びたりしないよう注意し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをすること。

公園、堤とう等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。

使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管すること。

魚毒性

この登録に係る使用方法では該当がない。

ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。