ゼータプラス1キロ粒剤
特長
フェンキノトリオンとプロピリスルフロンの2成分の初・中期一発処理除草剤です。
高葉齢のノビエ(4葉期)を始めSU抵抗性雑草に優れた効果を示します。
多年生難防除雑草オモダカ、クログワイ、コウキヤガラに高い効果を示します。
適用と使用方法
2024年2月28日現在
作物名 |
適用雑草名 |
使用時期 |
使用量 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
フェンキノトリオンを含む農薬の総使用回数 |
プロピリスルフロンを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
移植水稲 |
一年生雑草 |
移植時 |
1kg/10a |
1回 |
田植同時散布機で施用 |
2回以内 |
2回以内 |
移植直後~ |
湛水散布又は無人航空機による散布 |
||||||
直播水稲 |
一年生雑草 |
稲1葉期~ |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの4葉期までに時期を失しないように散布すること。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布するようにすること。ホタルイ、ウリカワ、ヘラオモダカは3葉期まで、ミズガヤツリは草丈25㎝以下まで、ヒルムシロは発生盛期まで、セリは再生期まで、エゾノサヤヌカグサは発生始期まで、オモダカは発生前からヘラ葉期まで、クログワイは発生前から草丈10㎝以下まで、コウキヤガラは発生前から草丈35㎝以下まで、シズイは草丈3㎝以下までが本剤の散布適期である。
散布の際は、水の出入りを止めて湛水状態(水深3~5㎝)で、まきむらが生じないように均一に散布すること。また、極端な浅水や深水での使用はさけること。
散布後3~4日間はそのまま湛水を保ち、田面を露出させないようにし、散布後7日間は落水、かけ流しはしないこと。また、入水は静かにおこなうこと。
苗の植え付けが均一になるよう、代かき、均平化および植付作業はていねいに行うこと。未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行うこと。
以下のような条件下では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけること。
①砂質土壌の水田および漏水の大きな水田(減水深が2㎝/日以上)。
②軟弱な苗を移植した水田。
③極端な浅植えの水田および浮き苗の多い水田。
本剤を無人航空機による散布に使用する場合は、 次の注意を守ること。
①散布は散布機種の散布基準に従って実施すること。
②専用の粒剤散布装置によって湛水散布すること。
③事前に薬剤の物理性に合わせて粒剤散布装置のメタリング開度を調整すること。
④散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、 当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、 ほ場の端から5m離れた位置からほ場内に散布すること。
⑤水源池、 飲料用水等に本剤が飛散、 流入しないように十分注意すること。
稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので使用しないこと。
著しい多雨条件では除草効果が低下する場合があるので使用はさけること。
田植前に生育したミズガヤツリは、完全に防除してから使用すること。
散布田の田面水を他の作物に灌水しないこと。
本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意すること。
いぐさ栽培予定水田では使用しないこと。
前処理剤との体系で使用する場合には、雑草の発生状況をよく観察し、時期を失しないように適期に散布すること。
本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意すること。
魚毒性
水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
無人航空機による散布で使用する場合は、 飛散しないよう特に注意すること。
散布後は水管理に注意すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。