本剤の所定量を所定量の水にうすめ、よくかきまぜてから散布すること。

展着剤を加用すると効果的である。

日本芝、西洋芝（ブルーグラス）及び樹木等については、雑草の生育初期あるいは一度刈り取った後の再生初期に散布すること。

牧野・草地については秋期最終刈取後30日以内までに散布してから一番刈りまでの間は放牧及び採草しないこと。

イネ科雑草には効果がないので、それらの優占する所では使用しないこと。また、広葉雑草のうちカタバミには効果が劣るので、それらの優占する所では使用を避けること。

芝に使用する場合は日本芝、ブルーグラスのみとし、ベントグラス等の西洋芝では薬害を生じるのでかからないようにすること。

散布薬液の飛散、あるいは本剤の流出によって有用植物に薬害が生じることのないよう十分に注意して散布すること。また、樹木など、有用植物の根が分布していると思われる所では使用をさけること。

マメ科牧草には薬害を生じるので、マメ科牧草優占草地での使用はさけること。

散布に使った器具類は良く水洗いして、他の用途に使用する時は影響のないように注意すること。

散布薬液の飛散によって自動車やカラートタンの塗装等へ影響を与えないよう、散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分注意すること。

雨水が直接河川、かんがい水、農耕地に流れ込むような場所、特に傾斜地では大雨の予想される場合は散布をさけること。

水源池等に本剤が飛散・流入しないよう十分に注意すること。

散布器具、容器の洗浄水及び残りの薬液は河川等に流さず、容器、空瓶等は環境に影響を与えないよう適切に処理すること。

本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

イネ科牧草で、播種当年には使用しないこと。

誤飲などのないよう注意すること。

本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。

散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。
作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをすること。

公園、堤とう等で使用する場合は、散布中及び散布後（少なくとも散布当日）に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。

使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管すること。