ピラクロンフロアブル
特長
ノビエを始め広葉及びカヤツリグサ科など幅広い雑草に高い効果を示します。
SU抵抗性雑草に対しても幅広い効果を示します。
初中期一発剤や中期剤と体系で使用することにより、難防除雑草に対して優れた効果を発揮します。
効果の発現が非常に速やかです。
適用と使用方法
2022年3月23日現在
作物名 |
適用雑草名 |
使用時期 |
使用量 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
ピラクロニルを含む農薬の総使用回数 |
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薬量 |
希釈水量 |
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移植水稲 |
一年生雑草 |
移植時 |
500㎖/10a |
− |
1回 |
田植同時 |
2回以内 |
植代後~移植7日前 |
原液湛水散布 |
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直播水稲 |
一年生雑草 |
湛水直播のは種直後~稲出芽前 |
100ℓ/10a |
落水散布 |
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湛水直播の稲出芽始期~ノビエ1.5葉期 |
湛水散布 |
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ひえ |
移植後5日~ノビエ1.5葉期 |
− |
2回以内 |
原液湛水散布 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
使用量に合わせ秤量し、使いきること。
使用前に容器を軽く振ること。
本剤は雑草の発生前から発生始期に有効なので、ノビエの1.5葉期までに時期を失しないように散布すること。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に散布するように注意すること。ホタルイ、ヘラオモダカ、ウリカワ、オモダカでは発生始期まで、ヒルムシロでは発生期まで、クログワイ、コウキヤガラでは発生前、アオミドロ・藻類による表層はく離が本剤の散布適期である。また、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラ、藻類による表層はく離は発生期間が長く遅い発生のものまで十分効果を示さない場合があるので、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用すること(但し、オモダカは有効な前処理剤または後処理剤)。
水口施用の場合は、入水時に本剤を水口に施用し、流入水とともに水田全面に拡散させ、処理後田面水が通常の湛水状態(湛水深3~5cm)に達したときに必ず水を止め、田面水があふれ出ないよう注意すること。
軟弱苗を移植した水田、極端な浅植えをした水田、極端な深水となった水田及び砂質土で漏水の大きな水田(減水深2cm/日以上)では、薬害を生じるおそれがあるので使用しないこと。
植代後から移植7日前までに使用する場合は、水田の代かき、均平はていねいに行い、浮遊物のワラくずなどのごみは出来るだけ取り除くこと。散布後は少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(湛水深3~5cm)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないこと。
移植後に使用する場合は、水の出入りを止め湛水状態で本剤が水田全面にゆきわたるよう散布すること。本剤散布後、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態を保ち、田面を露出させたり水を切らしたりしないようにし、また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないこと。
直播水稲で使用する場合には下記のことに注意すること。
①使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。
②稲出芽前は落水状態で散布し確実に出芽が確認できるまでは入水しないこと。
③稲出芽時に湛水状態になると苗立ち数の低下を生じる場合があるので注意すること。
④稲出芽始期以降は湛水状態で散布すること。
⑤表面は種では薬害を生じるので土中は種で使用すること。
⑥稲の根が露出した条件では薬害を生じるおそれがあるので使用をさけること。
⑦後処理剤との組み合わせで使用すること。
ひえに使用する場合、ひえの初期生育を抑制することがあるので苗の生育状況を良く観察し、活着を確認してから使用すること。
本剤は、その殺草特性から、いぐさ、れんこん、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は、十分注意すること。
いぐさ栽培予定水田では使用しないこと。
蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにすること。
本剤散布後の田面水を他作物に灌水しないこと。
容器等は圃場などに放置せず、適切に処理すること。
本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意するほか、別途提供されている技術情報も参考にして使用すること。特に初めて使用する場合や異常気象の場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
本剤が稲体に多量に付着すると薬害(褐変・葉枯れ)を生じるおそれがあるので、稲体に重複してかからないように注意すること。また、薬剤散布用ノズルなどを使用して、霧状に散布すると、薬剤が稲に多量に付着して薬害が発生するので、ノズル散布は避けること。
稲体が大きくなるほど薬液が付着しやすくなるので、散布の際は、水深を深くし(最低5cm以上)、早めに散布すること(移植後10日まで)。
安全使用上の注意
散布の際は手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。
作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをすること。
魚毒性
水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
散布後は水管理に注意すること。
散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。また、空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。