メガゼータジャンボ
特長
ノビエを始め一年生広葉雑草、カヤツリグサ科など幅広い雑草に効果を示す2成分の除草剤です。
SU抵抗性雑草に対しても効果を示します。
高葉齢(3葉期)のノビエにも高い効果を示します。
ピラクロニルの作用で効果の発現が速い除草剤です。
適用と使用方法
2022年9月6日現在
作物名 |
適用雑草名 |
使用時期 |
使用量 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
ピラクロニルを含む農薬の総使用回数 |
プロピリスルフロンを含む農薬の総使用回数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
移植水稲 |
一年生雑草 |
移植後5日〜 |
小包装(パック) |
2回以内 |
水田に小包装(パック)のまま投げ入れる。 |
2回以内 |
2回以内 |
直播水稲 |
一年生雑草 |
稲1葉期〜 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの3葉期までに時期を失しないように使用すること。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にフレが出るので、必ず適期に使用するように注意すること。
ホタルイ、ウリカワ、ヘラオモダカ、ミズガヤツリは3葉期まで、ヒルムシロは発生期まで、セリは再生前から再生始期まで、オモダカ、クログワイ、コウキヤガラは発生始期まで、シズイは草丈3cmまで、アオミドロ・藻類による表層はく離は発生前までが本剤の使用適期である。
藻類または表層はく離の発生しやすい水田では、有効な剤との組み合わせで使用すること。
苗の植え付けが均一になるように整地、代かきはていねいに行い、ワラくずなどの浮遊物はできるだけ取り除くこと。また、未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行うこと。
処理に当たっては、水の出入りを止めて5〜6cmの湛水状態に保つこと。処理後、少なくとも3〜4日間は通常の湛水状態を保ち、田面を露出させたり、水を切らしたりしないようにし、また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないこと。自然減水により田面の一部が露出するようになったら、水尻を止めて通常の水深になるまで水を入れて水口を閉じること。
本剤は小包装(パック)のまま、10アール当り10個の割合で水田に均等に投げ入れること。
藻や浮き草が多発している水田では拡散が不十分となり、部分的な薬害や効果不足の可能性があるので使用をさけること。
直播水稲で使用する場合、稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので注意すること。
パックに使用しているフィルムは水溶性なので、濡れた手で作業したり、降雨で破袋することがないように注意すること。
以下のような条件では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけること。特に、処理時または処理後数日以内に異常高温が重なる場合は、初期生育の抑制が顕著になるので注意すること。
①砂質土壌の水田および漏水の大きな水田(減水深が2cm/日以上)。
②軟弱な苗を移植した水田。
③極端な浅植えの水田。
梅雨期等、処理後に多量の降雨が予想される場合には、除草効果が低下することがあるので使用をさけること。
本剤は、移植前に生育したミズガヤツリには効果が劣るので、物理的防除方法などを用いて移植前に防除してから使用すること。
前処理剤との体系で使用する場合には、雑草の発生状況をよく観察し、時期を失わないよう適期に使用すること。
オモダカ、クログワイ、コウキヤガラ、シズイは発生期間が長く、遅い発生のものまでは十分な効果を示さない場合があるので、必要に応じて有効な後処理剤との組み合わせで使用すること。
本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意すること。
いぐさ栽培予定水田では使用しないこと。
本剤を使用した水田の田面水は、他作物の灌水に用いないこと。
本剤の使用に当たっては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
本剤は水溶性フィルムで小包装化されているため、通常の使用方法ではその該当がない。ただし、濡れた手で触らないこと。
水溶性フィルム包装が破袋した場合は以下の点に注意すること。眼に対して刺激性があるので眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
魚毒性
水産動植物(藻類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に流入しないよう注意して使用すること。
散布後は水管理に注意すること。
空容器、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。