粒状水中MCP
特長
ホルモン型の選択性の除草剤で、水稲生育中期以降の雑草処理剤として、イネ科植物に害はほとんど与えず、主として広葉雑草を枯らします。
適用と使用方法
2021年9月現在
作物名 |
適用雑草名 |
使用時期 |
適用土壌 |
使用量 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
適用地帯 |
MCPAを含む農薬の総使用回数 |
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水稲 |
水田雑草 |
有効分けつ終止期〜幼穂形成期前 |
全土壌 |
3.0〜4.5kg/10a |
1回 |
湛水散布 |
北陸 |
1回 |
3.0〜3.5kg/10a |
関東 |
|||||||
幼穂形成始期 |
3kg/10a |
北海道 |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
本剤は、MCPAを含む農薬であるので、他のMCPAを含む農薬の使用回数と合わせ、作物ごとの総使用回数の範囲内で使用する。
本剤の使用時期は、有効分けつ終止期から幼穂形成開始期までが適期であるが、有効茎を確保したら、なるべく早めに雑草の小さいうちに、雑草が充分冠水状態となるようにして散布すること。
本剤は水稲生育の後期に使用する除草剤であるため、水稲生育初期の雑草を抑制することは出来ないので、本剤の使用に先立って他の水稲生育初期又は、中期除草剤を散布し、本剤との体系除草を行なうか、本剤散布前に中耕除草を行なうこと。
オオアブノメ、マツバイ、ヒルムシロ、ミズガヤツリ、クログワイなどの多年生雑草、ヒエなどのイネ科雑草及び、ウキクサ、クロモ、ホッスモなどの浮草類は本剤に対する抵抗性が強く所定量では枯殺することが出来ないので、このような雑草の多い水田では、これらに有効な初期又は中期除草剤との体系で防除するか、中耕除草やヒエ抜きをていねいに行なうこと。
本剤の散布に当っては、必ず止め水にして散布し、散布後も雑草が十分冠水状態を保つようにし、そのまま2昼夜ぐらいは田の水を動かさないようにする。また、散布後7日間は落水、かけ流しをしないこと。
周辺の広葉作物(桑、茶、果樹などを含む)に本剤がかかると薬害を生ずるおそれがあるから散布に際しては、これらの作物(特に畦畔大豆のある場合)に薬剤が飛散してかからないように注意すること。
本剤散布に用いた器具類は、使用後できるだけ早く水で十分洗っておき、他の用途に使用する場合薬害の原因にならぬように注意すること。
本剤の使用にあたっては、使用量、使用時期、使用方法等について誤まらないようにすると共に、初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
魚毒性
水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、養魚田では使用しないこと。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。