ワンサイドP乳剤
特長
メヒシバ、ノビエ、エノコログサなどの一年生から多年生(チガヤ、ヨシ、ススキ)に至るまで、広範囲なイネ科雑草に対して強力に作用します。
有効成分は、雑草の茎葉部および根部から容易に吸収され、体内を移行して成長点および節部の分裂組織に作用し、周辺細胞を壊死させることによって植物全体を枯死させます。
適用と使用方法
2021年9月現在
作物名 |
適用場所 |
適用雑草名 |
使用時期 |
使用量 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
フルアジホップPを含む農薬の総使用回数 |
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薬量 |
希釈水量 |
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だいず |
− |
一年生 |
雑草生育期 |
100㎖/10a |
100ℓ/10a |
1回 |
雑草茎葉散布 |
1回 |
雑草生育期 |
通常散布 |
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雑草生育期 |
75〜100㎖ /10a |
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えだまめ |
雑草生育期 |
100㎖ /10a |
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雑草生育期 |
75〜100㎖/10a |
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あずき |
雑草生育期 |
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いんげんまめ |
雑草生育期 |
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にんじん |
雑草生育期 |
50〜100㎖/10a |
70〜100ℓ/10a |
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だいこん |
雑草生育期 |
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てんさい |
雑草生育期 |
75〜100㎖/10a |
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たまねぎ |
雑草生育期 |
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いちご |
雑草生育期 |
50〜100㎖/10a |
雑草茎葉散布 |
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トマト |
雑草生育期 |
75〜100㎖/10a |
雑草茎葉散布 |
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かんしょ |
雑草生育期 |
50〜75㎖/10a |
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ばれいしょ |
雑草生育期 |
75〜100㎖/10a |
75〜100ℓ/10a |
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キャベツ |
一年生 |
雑草生育期 |
50〜100㎖/10a |
100ℓ/10a |
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アスパラガス |
雑草生育期 |
70〜100ℓ/10a |
2回以内 |
2回以内 |
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やまのいも |
雑草生育期 |
1回 |
1回 |
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にんにく |
雑草生育期 |
100ℓ/10a |
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ブロッコリー |
雑草生育期 |
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せんきゅう |
雑草生育期 |
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かんきつ |
春季〜夏季 |
200〜300㎖/10a |
100〜150ℓ/10a |
雑草茎葉散布 |
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チガヤ、ススキ 等の多年生 |
春季〜夏季 |
300〜500㎖/10a |
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いぐさ |
水田一年生 |
落水後 |
100〜200㎖/10a |
雑草茎葉散布 |
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桑 |
一年生 |
雑草生育期 |
75〜100㎖/10a |
2回以内 |
雑草茎葉散布 |
2回以内 |
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つつじ類 |
雑草生育期 |
100〜200㎖/10a |
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日本芝 |
ベントグラス |
雑草生育期 |
150㎖/10a |
1回 |
散布 |
1回 |
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水田作物 |
水田畦畔 |
一年生 |
雑草生育期 |
200〜400㎖/10a |
雑草茎葉散布 |
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樹木等 |
公園 |
一年生 |
雑草生育期 |
150〜300㎖/10a |
100ℓ/10a |
3回以内 |
植栽地を除く樹木等の周辺地に雑草茎葉散布 |
3回 以内 |
多年生 |
雑草生育期 |
400〜600㎖/10a |
150ℓ/10a |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
使用量に合わせ薬液を調製し、使いきること。
散布液の調製にあたっては本剤の所要量を所定量の水にうすめ、よくかきまぜてから散布すること。
少量散布(25〜50ℓ)の場合は、専用ノズルを使用すること。
本剤使用の際は展着剤を加用すると効果的である。
本剤をだいこんに使用する場合、間引き菜又はつまみ菜として食用には供さないこと。
雑草茎葉にかかるよう、まきむらのないように均一に散布すること。
本剤は広葉及びカヤツリグサ科雑草には効果が期待できないので、イネ科雑草優占圃場で使用すること。尚、広葉雑草が混在する場合は、これらの雑草に有効な除草剤との組み合わせで使用すること。
イネ科雑草の生育盛期が本剤の散布適期であり、冬期の低温時や出穂期以降など雑草の生育が停止している時は効果が劣るので、適期を失しないよう散布すること。
本剤は遅効性であり、イネ科雑草が完全枯死に至るには約3週間程度かかる場合もあるので、誤ってまき直しなどしないよう注意すること。
イネ科作物には薬害を生じるので、周囲にイネ科作物がある場合は薬液が飛散しないよう注意して散布すること。
作物の生育期に使用する場合:散布前後の気象が低温、寡照であると、処理葉に褐斑やクロロシスを生じるおそれがあるのでこの場合には所定範囲の少なめの薬量とし、展着剤の加用をさけること。
だいずでイネ科雑草の8〜10葉期に使用する場合は、雑草の草丈が30cm以下で使用すること。
日本芝に使用する場合は、次の事項に注意すること。
①芝の生育期に散布すると薬害を生じるので、使用時期を誤らないように注意すること。
②寒地型西洋芝には微量で薬害を生じるので、飛散、流出などにより薬害が生じることがないよう十分注意して散布すること。
③本剤は効果の発現が遅く、春先になってから現れる場合もあるため、誤ってまき直しなどしないように注意すること。
激しい降雨の予想される場合は、使用をさけること。
散布薬液の飛散、あるいは本剤の流出によって有用植物に薬害が生じることのないよう十分注意して散布すること。
散布薬液の飛散によって自動車やカラートタンの塗装等へ影響を与えないよう、散布地域の選定に注意し、散布区域内の諸物件に十分留意すること。
本剤の使用にあたっては使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
公園、堤とう等で使用する場合、特に以下のことに注意すること。
①水源池、養殖池等に本剤が飛散、流入しないよう十分に注意すること。
②散布器具、容器の洗浄水及び残りの薬液は河川等に流さず、容器、空袋等は、環境に影響を与えないよう適切に処理すること。
取扱及び保管上の注意、漏出時の措置、廃棄上の注意、輸送上の注意、火災時の措置については、「農薬の取扱いについて」ページを参照すること。
安全使用上の注意
誤飲などのないよう注意すること。
原液は眼に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には保護眼鏡を着用して薬剤が眼に入らないよう注意すること。また散布液も眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに十分に水洗し、眼科医の手当を受けること。
原液は皮膚に対して強い刺激性があるので、散布液調製時には不浸透性手袋を着用して薬剤が皮膚に付着しないよう注意すること。また散布液も皮膚に対して刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。
散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用すること。作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをするとともに洗眼をすること。
公園、堤とう等で使用する場合は、散布中及び散布後(少なくとも散布当日)に小児や散布に関係のない者が散布区域に立ち入らないよう縄囲いや立て札を立てるなど配慮し、人畜等に被害を及ぼさないよう注意を払うこと。
使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管すること。
魚毒性
水産動植物(魚類)に影響を及ぼすので、河川、養殖池等に飛散、流入しないよう注意して使用すること。
養魚田周辺での使用には、特に注意すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。