ゼータプラス200FG
特長
フェンキノトリオンをプロピリスルフロンの2成分、初・中期一発処理除草剤です。
高葉齢のノビエ(4葉期)を始めSU抵抗性雑草に優れた効果を示します。
多年生難防除雑草のオモダカ、クログワイ、コウキヤガラに高い効果を示します。
圃場の大小に関わらず畦畔から散布可能で、散布労力の低減に貢献します。
適用と使用方法
2024年2月28日現在
作物名 |
適用雑草名 |
使用時期 |
使用量 |
本剤の使用回数 |
使用方法 |
フェンキノトリオンを含む農薬の総使用回数 |
プロピリスルフロンを含む農薬の総使用回数 |
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移植水稲 |
一年生雑草 |
移植後3日~ |
200g/10a |
1回 |
湛水散布、湛水周縁散布、水口施用又は無人航空機による散布 |
2回以内 |
2回以内 |
直播水稲 |
一年生雑草 |
稲1葉期~ |
ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。
注意事項
本剤は雑草の発生前から生育初期に有効なので、ノビエの4葉期までに時期を失しないように使用すること。なお、多年生雑草は生育段階によって効果にふれが出るので、必ず適期に使用するようにすること。
ホタルイ、ウリカワ、ヘラオモダカは3葉期まで、ミズガヤツリは草丈25cm以下まで、ヒルムシロは発生盛期まで、セリは再生期まで、エゾノサヤヌカグサは2葉期まで、オモダカは発生前からヘラ葉期まで、クログワイは発生前から草丈15cm以下まで、コウキヤガラは発生始期から草丈35㎝以下まで、シズイは草丈3cm以下までが本剤の散布適期である。
藻類または表層はく離の発生しやすい水田では、有効な剤との組み合わせで使用すること。
苗の植え付けが均一になるよう、代かき、均平化及び植付作業はていねいに行うこと。未熟有機物を施用した場合は特にていねいに行うこと。
湛水散布または湛水周縁散布にあたっては、やや深めの湛水状態(水深5~6cm)にして水の出入りを止めること。
湛水散布の場合は田面に散布し、また湛水周縁散布の場合は水田周縁部に沿って帯状に散布し、散布後少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(水深3~5㎝)を保ち、田面を露出させたり、水を切らしたりしないようにし、また、散布後7日間は落水、かけ流しはしないこと。自然減水により田面の一部が露出するようになったら、水尻を止めて通常の水深になるまで水をいれて水口を閉じること。
水口施用の場合は、あらかじめ2cm程度水深を確保した状態で、入水時に本剤を水口に施用し、流入水とともに水田全面に拡散させ、施用後田面水が通常の湛水状態(3~5cm)に達した時に必ず水を止め、田面水があふれ出ないように注意すること。散布後、少なくとも3~4日間は通常の湛水状態(3~5cm)を保ち、散布後7日間は落水、かけ流しはしないこと。
藻や浮草が多発している水田では拡散が不十分となり、部分的な薬害や効果不足の可能性があるので使用をさけること。
稲の根が露出する条件では薬害を生じるおそれがあるので使用しないこと。
本剤を無人航空機による散布に使用する場合は、次の注意を守ること。
①散布は使用機種の使用基準に従って実施すること。
②専用の粒剤散布装置によって湛水散布すること。
③自演に薬剤の物理性に合わせて粒剤散布装置のメタリング開度を調整すること。
④散布薬剤の飛散によって他の植物に影響を与えないよう散布区域の選定に注意し、当該水田周辺部への飛散防止のため散布装置のインペラの回転数を調整し、ほ場の端から5m以上離れた位置からほ場内に散布すること。
⑤水源地、飲料用水等に本剤が飛散、流入しないように十分注意すること。
以下のような条件では薬害が発生するおそれがあるので使用をさけること。
①砂質土壌の水田および漏水の大きな水田(減水深が2cm/日以上)。
②軟弱な苗を移植した水田。
③極端な浅植えの水田
著しい多雨条件では除草効果は低下する場合があるので使用をさけること。
吸湿性があるので、散布時に降雨の場合には濡れないように注意して散布すること。濡れた手で扱わないこと。また、開封後は早めに使用すること。
田植前に生育したミズガヤツリは完全に防除してから使用すること。
本剤はその殺草特性から、いぐさ、れんこん、せり、くわいなどの生育を阻害するおそれがあるので、これらの作物の生育期に隣接田で使用する場合は十分注意すること。
いぐさ栽培予定水田では使用しないこと。
本剤を使用した水田の田面水は、他の作物の灌水に用いないこと。
散布薬剤の飛散によって、他の作物に薬害等の被害を与えるおそれがあるので十分留意すること。
本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法などを誤らないように注意し、特に初めて使用する場合や異常気象時は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
安全使用上の注意
本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入った場合は直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。
かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意すること。
魚毒性
散布機具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないこと。
また、空袋等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理すること。
ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。