ホクサンの製品情報

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植物成長調整剤 農業用

ジベレリン粉末

登録番号

24247

毒性

消防法

有効年限

5年

成分

ジベレリン…3.1%

性状

白色の顆粒状末で水に投入すると容易に溶け透明な溶液となる

包装

(1.6g(ジベレリン50mg)×4×10)×10
(6.4g(ジベレリン200mg)×10)×10

SDS

適用と使用方法

2021年9月現在

作物名

使用目的

使用濃度

使用液量

使用時期

本剤の使用回数

使用方法

ジベレリンを含む農薬の総使用回数

ぶどう
(ヒムロッドシードレスを除く2倍体米国系品種)
[無核栽培]

無種子化
果粒肥大促進

第1回目
ジベレリン100ppm
第2回目
ジベレリン75〜100ppm

果房散布の場合は30〜100ℓ/10a

満開予定日
約14日前(第1回目)及び満開約10日後(第2回目)

2回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

第1回目:
花房浸漬
第2回目:
果房浸漬又は果房散布

2回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

ぶどう
(ヒムロッドシードレス)

果粒肥大促進

ジベレリン100ppm

着粒後

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

果房浸漬

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

ぶどう
(大粒系デラウェア)
[無核栽培]

無種子化
果粒肥大促進

ジベレリン200ppm

展葉7〜8枚時

1回

花房浸漬
(ホルクロルフェニュロン5〜10ppm液に加用)

1回

ぶどう
(デラウェア)
[無核栽培]

第1回目
ジベレリン100ppm
第2回目
ジベレリン75〜100ppm

果房散布の場合は30〜100ℓ/10a

満開予定日
約14日前(第1回目)及び満開約10日後(第2回目)

2回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

第1回目:
花房浸漬
第2回目:
果房浸漬又は果房散布

2回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

満開予定日
約18〜14日前(第1回目)及び満開約10日後(第2回目)

第1回目:
花房浸漬(ホルクロルフェニュロン1〜5ppm液に加用)
第2回目:
果房浸漬又は果房散布

ぶどう
(キャンベルアーリーを除く2倍体米国系品種)
[有核栽培]

果粒肥大促進

ジベレリン50ppm

満開10〜15日後

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

果房浸漬

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

ぶどう
(キャンベルアーリー)
[有核栽培]

2回以内、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計3回以内

果房伸長促進

ジベレリン3〜5ppm

30〜100ℓ/10a

満開予定日
約20〜30日前
(展葉3〜5枚時)

1回

花房散布

ぶどう
(2倍体欧州系品種)
[無核栽培]

無種子化
果粒肥大促進

第1回目
ジベレリン25ppm
第2回目
ジベレリン25ppm

満開時〜満開3日後(第1回目)及び満開10〜15日後(第2回目)

2回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

第1回目:
花房浸漬
第2回目:
果房浸漬

3回以内、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内

ジベレリン25ppm

満開3〜5日後
(落花期)

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

花房浸漬
(ホルクロルフェニュロン10ppm液に加用)

果房伸長促進

ジベレリン3〜5ppm

30〜100ℓ/10a

展葉3〜5枚時

1回

花房散布

ぶどう
(ヒロハンブルグを除く2倍体欧州系品種)
[有核栽培]

果粒肥大促進

ジベレリン25ppm

満開10〜20日後

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

果房浸漬

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

ぶどう
(ヒロハンブルグ)
[有核栽培]

ジベレリン50〜100ppm

果房散布の場合は70〜80ℓ/10a

満開10〜15日後

果房浸漬又は果房散布

ぶどう
(キングデラ、ハニーシードレス、BKシードレスを除く3倍体品種)

着粒安定
果粒肥大促進

第1回目
ジベレリン25〜50ppm
第2回目
ジベレリン25〜50ppm

満開時〜満開3日後(第1回目)及び満開10〜15日後(第2回目)

2回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

第1回目:
花房浸漬
第2回目:
果房浸漬

3回以内、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内

果房伸長促進

ジベレリン3〜5ppm

30〜100ℓ/10a

展葉3〜5枚時

1回

花房散布

ぶどう
(BKシードレス)

着粒安定
果粒肥大促進

第1回目
ジベレリン25〜50ppm
第2回目
ジベレリン25〜50ppm

満開時〜満開3日後(第1回目)及び満開10〜15日後(第2回目)

2回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

第1回目:
花房浸漬
第2回目:
果房浸漬

2回以内、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

ジベレリン100ppm

満開3〜6日後

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

花房又は果房浸漬

ぶどう
(キングデラ)

第1回目
ジベレリン50ppm
第2回目
ジベレリン50〜100ppm

果房散布の場合は50〜100ℓ/10a

満開時〜満開3日後(第1回目)及び満開10〜15日後(第2回目)

2回

第1回目:
花房浸漬
第2回目:
果房浸漬又は果房散布

2回

ぶどう
(ハニーシードレス)

ジベレリン100ppm

満開3〜6日後

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

花房又は果房浸漬

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

ぶどう
(サニールージュを除く巨峰系4倍体品種)
[無核栽培]

無種子化
果粒肥大促進

第1回目
ジベレリン12.5〜25ppm
第2回目
ジベレリン25ppm

満開時〜満開3日後(第1回目)及び満開10〜15日後(第2回目)

2回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

第1回目:
花房浸漬
第2回目:
果房浸漬

3回以内、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内

ジベレリン25ppm

満開3〜5日後
(落花期)

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

花房浸漬
(ホルクロルフェニュロン10ppm液に加用)

無種子化

ジベレリン12.5〜25ppm

満開時〜満開3日後

花房浸漬
(満開10〜15日後にホルクロルフェニュロンによる果粒肥大促進処理を行うこと)

果房伸長促進

ジベレリン3〜5ppm

30〜100ℓ/10a

展葉3〜5枚時

1回

花房散布

ぶどう
(サニールージュ)
[無核栽培]

無種子化
果粒肥大促進

第1回目
ジベレリン12.5〜25ppm
第2回目
ジベレリン25ppm

満開時〜満開3日後(第1回目)及び満開10〜15日後(第2回目)

2回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

第1回目:
花房浸漬
第2回目:
果房浸漬

3回以内、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内

ジベレリン25ppm

満開3〜5日後
(落花期)

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

花房浸漬
(ホルクロルフェニュロン10ppm液に加用)

無種子化

ジベレリン12.5〜25ppm

満開時〜満開3日後

花房浸漬
(満開10〜15日後にホルクロルフェニュロンによる果粒肥大促進処理を行うこと)

果房伸長促進

ジベレリン3〜5ppm

30〜100ℓ/10a

展葉3〜5枚時

1回

花房散布

着粒密度低減
果粒肥大促進

第1回目
ジベレリン25ppm
第2回目
ジベレリン25ppm

満開予定日
14〜20日前(第1回目)及び満開10〜15日後(第2回目)

2回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

第1回目:
花房浸漬(ホルクロルフェニュロン3ppm液に加用)
第2回目:
果房浸漬

ぶどう
(巨峰)
[有核栽培]
ぶどう
(ルビーロマン)
[有核栽培]
ぶどう
(ハニービーナス)
[有核栽培]

果粒肥大促進

ジベレリン25ppm

満開10〜20日後

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

果房浸漬

1回、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

ぶどう
(高尾)
ぶどう
(ふくしずく)

ジベレリン50〜100ppm

満開時〜満開7日後

花房又は果房浸漬

ぶどう
(あづましずく)

第1回目
ジベレリン25〜50ppm
第2回目
ジベレリン50ppm

満開時(第1回目)満開4〜13日後(第2回目)

2回以内、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

果房浸漬

2回以内、
但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

かんきつ
(苗木、ただし、温州みかんを除く)

花芽抑制による樹勢の維持

ジベレリン25〜50ppm

50〜250ℓ/10a

12〜3月

1回

立木全面散布
又は枝別散布

1回

かんきつ
(不知火、ぽんかん、かぼす、はるみ、ワシントンネーブル、日向夏、すだち、平兵衛酢、長門ユズキチ(無核)、温州みかん、きんかん、紅まどんなを除く)

ジベレリン2.5ppm

200〜700ℓ/10a

収穫後〜3月

立木全面散布
又は枝別散布
(マシン油乳剤60〜80倍液に加用)

ジベレリン25〜50ppm

50〜250ℓ/10a

収穫直後〜収穫約1カ月後

立木全面散布
又は枝別散布

落果防止

50〜100ℓ/10a

開花始め〜満開10日後

散布

不知火
はるみ
紅まどんな

花芽抑制による樹勢の維持

ジベレリン2.5ppm

200〜700ℓ/10a

収穫後〜3月

立木全面散布
又は枝別散布
(マシン油乳剤60〜80倍液に加用)

3回以内

ジベレリン25〜50ppm

50〜250ℓ/10a

収穫直後〜収穫約1カ月後

立木全面散布
又は枝別散布

落果防止

50〜100ℓ/10a

開花始め〜満開10日後

散布

水腐れ軽減

ジベレリン0.5〜1ppm

50〜500ℓ/10a

着色終期
但し、収穫7日前まで

果実散布

ぽんかん

花芽抑制による樹勢の維持

ジベレリン2.5ppm

200〜700ℓ/10a

収穫後〜3月

立木全面散布
又は枝別散布
(マシン油乳剤60〜80倍液に加用)

1回

ジベレリン25〜50ppm

50〜250ℓ/10a

収穫直後〜収穫約1カ月後

立木全面散布
又は枝別散布

落果防止

50〜100ℓ/10a

開花始め〜満開10日後

散布

水腐れ軽減

ジベレリン0.5ppm

50〜500ℓ/10a

着色始期〜4分着色期
但し、収穫21日前まで

果実散布

長門ユズキチ
(無核)

花芽抑制による樹勢の維持

ジベレリン25〜50ppm

50〜250ℓ/10a

収穫直後〜収穫約1カ月後

立木全面散布
又は枝別散布

落果防止

50〜100ℓ/10a

開花始め〜満開10日後

散布

着果安定

ジベレリン50ppm

開花期〜開花終期

花又は果実散布

果皮の緑色維持

ジベレリン10〜25ppm

50〜400ℓ/10a

収穫予定14〜30日前

果実散布

すだち

花芽抑制による樹勢の維持

ジベレリン25〜50ppm

50〜250ℓ/10a

収穫直後〜収穫約1カ月後

立木全面散布
又は枝別散布

落果防止

50〜100ℓ/10a

開花始め〜満開10日後

散布

果皮の緑色維持

ジベレリン5〜25ppm

50〜400ℓ/10a

収穫予定7〜30日前

果実散布

平兵衛酢
かぼす

花芽抑制による樹勢の維持

ジベレリン25〜50ppm

50〜250ℓ/10a

収穫直後〜収穫約1カ月後

立木全面散布
又は枝別散布

落果防止

50〜100ℓ/10a

開花始め〜満開10日後

散布

果皮の緑色維持

ジベレリン10〜25ppm

50〜400ℓ/10a

収穫予定14〜30日前

果実散布

ワシントンネーブル

花芽抑制による樹勢の維持

ジベレリン2.5ppm

200〜700ℓ/10a

収穫後〜3月

立木全面散布
又は枝別散布
(マシン油乳剤60〜80倍液に加用)

ジベレリン25〜50ppm

50〜250ℓ/10a

収穫直後〜収穫約1カ月後

立木全面散布
又は枝別散布

落果防止

ジベレリン500ppm

30〜40ℓ/10a

満開10〜20日後の幼果期

幼果に散布

日向夏

花芽抑制による樹勢の維持

ジベレリン2.5ppm

200〜700ℓ/10a

収穫後〜3月

立木全面散布
又は枝別散布
(マシン油乳剤60〜80倍液に加用)

ジベレリン25〜50ppm

50〜250ℓ/10a

収穫直後〜収穫約1カ月後

立木全面散布
又は枝別散布

無種子化
落果防止

ジベレリン300〜500ppm

30〜40ℓ/10a

満開7〜10日後

果実散布

温州みかん
(苗木)

花芽抑制による樹勢の維持

ジベレリン25〜50ppm

50〜250ℓ/10a

11〜1月

立木全面散布
又は枝別散布

ジベレリン10ppm

立木全面散布
又は枝別散布
(プロヒドロジャスモン1,000〜2,000倍液に加用)

ジベレリン2.5ppm

200〜700ℓ10a

立木全面散布
又は枝別散布
(マシン油乳剤60〜80倍液又は展着剤に加用)

温州みかん

ジベレリン25〜50ppm

50〜250ℓ/10a

収穫直後〜収穫約1カ月後

立木全面散布
又は枝別散布

3回以内

ジベレリン10ppm

立木全面散布
又は枝別散布
(プロヒドロジャスモン1,000〜2,000倍液に加用)

ジベレリン2.5ppm

200〜700ℓ/10a

11〜1月
但し、収穫後

立木全面散布
又は枝別散布
(マシン油乳剤60〜80倍液又は展着剤に加用)

落果防止

ジベレリン10ppm

50〜100ℓ/10a

開花始め〜満開10日後

散布
(プロヒドロジャスモン1,000〜2,000倍液に加用)

ジベレリン25〜50ppm

散布

浮皮軽減

ジベレリン1〜5ppm

100〜400ℓ/10a

収穫予定日の3カ月前
但し、収穫45日前まで

果実散布
(プロヒドロジャスモン1,000〜2,000倍液に加用)

きんかん

花芽抑制による樹勢の維持

ジベレリン2.5ppm

200〜700ℓ/10a

収穫後〜3月

立木全面散布
又は枝別散布
(マシン油乳剤60〜80倍液に加用)

1回

ジベレリン25〜50ppm

50〜250ℓ/10a

収穫直後〜収穫約1カ月後

立木全面散布
又は枝別散布

落果防止

開花始め〜満開10日後

散布

着果安定

ジベレリン300ppm

30〜60ℓ/10a

一番花開花期

花に散布

びわ
(3倍体)

着果安定
果実肥大促進

第1回目
ジベレリン200ppm
第2回目
ジベレリン200ppm

満開予定日
約7日前〜満開時(第1回目)及び第1回目処理後35〜60日(第2回目)

2回

ホルクロルフェニュロン20ppm液に加用
第1回目:花房浸漬
第2回目:果房浸漬

2回

びわ
(麗月)

25〜40ℓ/10a

ホルクロルフェニュロン20ppm液に加用
第1回目:花房散布
第2回目:果房散布

すもも
(貴陽)

着果安定

ジベレリン100〜200ppm

20〜50ℓ/10a

満開20〜30日後(第1回目)満開50〜60日後(第2回目)

果実散布

かき

落果防止

ジベレリン12.5〜200ppm

30〜100ℓ/10a

満開10日後

1回

幼果及びへたに散布

1回

アセロラ

着粒安定

ジベレリン25ppm

100〜400ℓ/10a

開花期

1花当り1回

花に散布

1花そう当り
3回以内

野菜類

発芽促進

ジベレリン50〜200ppm

は種前

1回

種子浸漬

1回

みつば
(軟化栽培を除く)

生育促進

ジベレリン10ppm

50〜100ℓ/10a

本葉2〜3枚時(第1回目)とその2週間後(第2回目)
但し、収穫14日前まで

2回

葉面散布

3回以内
(種子への処理は1回以内、は種後は2回以内)

みつば
(軟化栽培)

ジベレリン20〜50ppm

根株伏込時

1回

根株上面に散布

2回以内
(種子への処理は1回以内、根株伏込時は1回以内)

トマト

空どう果防止

ジベレリン10ppm

1花房当り5㎖

開花時

1花房当り1回

花房散布
(トマト落果防止剤と併用)

種子への処理は1回、1花房当り1回

なす

着果数増加

ジベレリン10〜50ppm

100〜150ℓ/10a

1回

葉面散布

2回以内
(種子への処理は1回以内、は種後は1回以内)

さやいんげん
(矮性(促成又は半促成栽培)

節間伸長促進

ジベレリン5ppm

1株当り2㎖

本葉0.5〜1.5枚展開時

2回以内

茎頂部散布

3回以内
(種子への処理は1回以内、は種後は2回以内)

しそ
(花穂)

穂の伸長促進
花径の伸長促進

50ℓ/10a

出穂期
但し、収穫5日前まで

茎葉散布

いちご
(促成栽培)

着果数増加
熟期促成

ジベレリン10ppm

1株当り5㎖

休眠に入る直前(冬場の低温期)

1株当り6回以内

茎葉全面散布

1株当り10回以内

いちご

果柄の伸長促進

頂花の出蕾直後〜開花直前

1花房当り1回

株の中心部に散布

いちご
(親株床)

ランナー発生促進

ジベレリン50ppm

1株当り10㎖

採苗時
ランナー発生直前〜発生初期

1株当り1回

茎葉散布

1株当り1回

メロン

着果促進

ジベレリン200ppm

1株当り2〜5㎖

開花前日〜翌日

1花当り1回

散布
(4-CPA剤50倍液に加用)

種子への処理は1回、1花当り1回

うど
(春うど)

休眠打破による生育促進

ジベレリン50ppm

1株当り20〜25㎖

伏込時

1回

根株散布

1回

ジベレリン50〜100ppm

根株浸漬

たらのき
(促成栽培)

萌芽促進

ジベレリン50ppm

100〜200㎖/m²

駒木散布

ふき

生育促進

ジベレリン25ppm

50〜300ℓ/10a

葉数3〜4枚時
(草丈10〜30cm頃)

全面散布

セルリー

生育促進
肥大促進

ジベレリン50〜100ppm

20〜200ℓ/10a

収穫予定
7〜20日前

葉面散布

2回以内
(種子への処理は1回以内、は種後は1回以内)

畑わさび

花茎の抽出
時期促進及び発生量増加

第1回目
ジベレリン100ppm
第2回目
ジベレリン100ppm

1株当り2㎖

花芽分化後の10月下旬(第1回目)及び第1回目処理後約10日後の11月上旬(第2回目)
但し、収穫60日前まで

2回

株の中心部に散布

3回以内
(種子への処理は1回以内、は種後は2回以内)

ばれいしょ

休眠打破による萌芽促進及び小粒いも、または全粒種いもの増収

ジベレリン5〜10ppm

植付前

1回

30秒間
種いも浸漬

1回

250〜300㎖/種いも10kg

種いも散布

花き類
(りんどうを除く)

発芽促進

ジベレリン50〜200ppm

は種前

種子浸漬

りんどう

2回以内
(種子への処理は1回以内、は種後は1回以内)

生育促進

ジベレリン100ppm

50〜150ℓ/10a

定植直前または定植1〜5週間後

茎葉散布

1株当り5〜10㎖

収穫後

切株散布

カラー

ジベレリン50ppm

植付期

球根浸漬

2回以内

50〜150ℓ/10a

花茎伸長期

茎葉散布

トルコギキョウ

ジベレリン50〜100ppm

30〜40ℓ/10a

生育期間中にロゼット化した時

1回

ソリダゴ

ジベレリン25ppm

1株当り1㎖

活着直後又は萌芽期

アイリス

ジベレリン50〜100ppm

植付時

球根浸漬

シクラメン

開花促進

ジベレリン1〜5ppm

1株当り2〜5㎖

9月中・下旬

花蕾を含む芽の中心部に散布

プリムラ
(マラコイデス)

ジベレリン10〜20ppm

11月上旬頃の花蕾出現直後

株の中心部に散布

スパティフィラム

ジベレリン250〜500ppm

30〜40ℓ/10a

出荷予定期の2〜3カ月前

茎葉散布

みやこわすれ

開花促進
草丈伸長促進

ジベレリン50〜100ppm

1株当り10〜15㎖

1月中旬の保温開始時から7〜10日間隔

3回

葉面散布

3回以内

きく

ジベレリン25〜100ppm

50〜100㎖/10a

生育期

2回以内

茎葉散布

2回以内

しらん

ジベレリン50ppm

植付時

1回

30分間
株浸漬

1回

てっぽうゆり
(促成栽培)

休眠打破

ジベレリン1,000ppm

低温処理前

30秒間
球根浸漬

アザレア

開花促進

ジベレリン250〜500ppm

30〜40ℓ/10a

開花予定日
約1カ月前

茎葉散布

さつき
(施設栽培苗)

茎の伸長促進花芽分化の抑制

ジベレリン100〜200ppm

50〜100ℓ/10a

茎の伸長初期〜伸長終期
(開花盛期以降)
1〜2週間間隔

3回

頂芽に十分散布

3回以内

さくら
(切り枝促成栽培)

休眠打破による生育促進

ジベレリン25〜50ppm

50〜200ℓ/10a

休眠期

1回

切り枝
全面散布

1回

切り枝浸漬

すぎ
(採種樹)

花芽分化促進

ジベレリン100ppm

1樹当り300〜400㎖

6〜8月頃の花芽分化期

3回以内

葉面散布

3回以内

胸高径5cmの樹1本当り100mg

7月上中旬の花芽分化期

1回

樹幹基部
剥皮挿入

ひのき科
(採種樹)

ジベレリン200ppm

1樹当り300〜400㎖

6〜8月頃の花芽分化期

4〜5回

葉面散布

5回以内

ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。

注意事項

薬液の調製法及び取扱い上の注意

本剤は次表に従って所定量の水に希釈すれば希望濃度の水溶液を作ることが出来る。

小スティック(ジベレリン50mg含有)1包当りの水量

ジベレリン 濃度(ppm)

1ppm

5ppm

10ppm

12.5ppm

25ppm

50ppm

75ppm

100ppm

200ppm

500ppm

1000ppm

水量(ℓ)

50ℓ

10ℓ

5ℓ

4ℓ

2ℓ

1ℓ

0.67ℓ

0.5ℓ

0.25ℓ

0.1ℓ

0.05ℓ

大スティック(ジベレリン200mg含有)1包当りの水量

ジベレリン 濃度(ppm)

1ppm

5ppm

10ppm

12.5ppm

25ppm

50ppm

75ppm

100ppm

200ppm

500ppm

1000ppm

水量(ℓ)

200ℓ

40ℓ

20ℓ

16ℓ

8ℓ

4ℓ

2.67ℓ

2ℓ

1ℓ

0.4ℓ

0.2ℓ

薬液は使用の都度調製し、なるべく調製当日に使用すること。また調製液はなるべく日陰に置くこと。

ボルドー液等アルカリ性薬剤との混用はさけること。

本剤の使用に当っては使用濃度、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合は病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

使用上の注意

ぶどう
①ぶどうに関する作物名中の品種による区分は、ジベレリンに対するぶどうの反応性の違いを考慮した区分なので、ぶどうの品種がどの区分(品種群)に該当するか、病害虫防除所等関係機関に確認してから使用すること。
②下記③の「ぶどうの品種による区分」に記載のない品種に対して本剤を初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるか、自ら事前に薬効及び薬害を確認した上で使用すること。
③ぶどうの品種による区分
イ.2倍体米国系品種
「マスカット・ベリーA」「アーリースチューベン(バッファロー)」「旅路(紅塩谷)」
ロ.2倍体欧州系品種
「ロザリオ ビアンコ」「ロザキ」「瀬戸ジャイアンツ」「マリオ」「アリサ」「イタリア」「紫苑」「ルーベルマスカット」「ロザリオ ロッソ」「シャインマスカット」
ハ.3倍体品種
「サマーブラック」「美嶺」「ナガノパープル」「キングデラ」「ハニーシードレス」「BKシードレス」
ニ.巨峰系4倍体品種
「巨峰」「ピオーネ」「安芸クィーン」「翠峰」「サニールージュ」「藤稔」「高妻」「白峰」「ゴルビー」「多摩ゆたか」「紫玉」「黒王」「紅義」「シナノスマイル」「ハイベリー」「オーロラブラック」
(「あづましずく」「ふくしずく」等の巨峰系4倍体シードレス品種は該当しない)
④降雨や、異常乾燥(フェーン現象等による異常乾燥)の心配の無い日を選んで処理すること。
⑤処理後の天候急変(降雨、異常乾燥)で本剤の吸収が不十分になるおそれがある場合には、ジベレリンを含む農薬の総使用回数の範囲内で再処理を行うことができる。なお、再処理に当たっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受けること。
⑥本剤は樹勢の弱い樹や登熟の悪い枝等に対しては、効果が不十分なので使用をさけること。樹勢がやや強めの方が安定した効果が得られるが、極端に樹勢が強い場合はかえって効果が出にくいので樹勢の管理には十分気をつけること。栽培管理については、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
⑦本剤の使用により、着粒が安定するとともに果粒の肥大が促進されるので、着粒過多(過密着)による裂果発生のおそれがある。また、果梗が硬化し脱粒しやすくなるので、裂果や脱粒を未然に防ぐため、開花前の整房や着粒後の摘粒等の栽培管理を適切に行うこと。栽培管理については、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
⑧使用時期や使用濃度を誤ると、花振い、着粒過多(過密着)、有核果混入等のおそれがあるので、使用時期、使用濃度は厳守すること。
⑨無種子化を目的とした着粒前の処理の際は、特に丁寧に処理することを心がけ、薬液が花蕾全体に十分いきわたるよう注意すること。
⑩果粒肥大促進を目的とした着粒後の処理の際は、薬液が付きすぎないように、処理後ぶどうの枝やぶどう棚の針金を軽く振って余分な薬液を落とすこと。
⑪本剤をぶどう(2倍体米国系品種)に無種子化・果粒肥大促進の目的で使用する場合、第2回目処理を浸漬で行うときは100ppmで処理すること。また、第2回目処理を散布で行うときは75〜100ppm(80〜100ℓ/10a)で処理する。散布で行う場合、散布処理は浸漬処理に比べ果粒肥大がやや劣ることがあるので、健全な樹に対して行い、薬液が果房に十分かかるように注意すること。
⑫本剤とストレプトマイシン剤を併用することで無核果率の向上を図ることができる。使用に当たっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。また、ストレプトマイシン剤の使用上の注意事項を厳守すること。
⑬本剤をぶどう(デラウェア)[無核栽培]で使用する場合、満開予定日約14日前よりも早く処理するときは、花振いすることがあるのでホルクロルフェニュロン剤を加用すること。
また、ホルクロルフェニュロン剤を加用して処理する際は、ホルクロルフェニュロン剤の使用上の注意事項を厳守すること。
⑭本剤をぶどうの果房伸長促進の目的で使用する場合は、必ず花房だけを目がけて花房全体が十分濡れる程度に部分散布する。この時期に誤って大量の薬液が枝や葉にかかると、その翌年に発芽不良などの新梢の生育障害が起こるおそれがあるので、動力噴霧機やスピードスプレーヤなどによる全面散布は行わないこと。
⑮ぶどう(あづましずく)に使用する場合、満開4〜13日後の1回処理で十分な効果が得られるが、栽培方法や樹勢等によっては満開時と満開4〜13日後の2回処理する必要があるので、使用に当っては病害虫防除所等関係機関の指導を受けること。
⑯ぶどう(巨峰、ルビーロマン、ハニービーナス)[有核栽培]に果粒肥大促進の目的で使用する場合は、早めの処理により無核化率が増加する傾向があるので、有核粒の結実を確認してから処理すること。

かんきつ
〈落果防止〉
①本剤処理により生理落果が軽減され着果が安定するが、品種等により本剤に対する感受性が異なるので、初めての品種等に使用する場合は最寄りの指導機関の指導を仰ぐか自ら事前に薬効薬害を確認した上で使用すること。
②果面の粗滑や果皮の厚さ等果実品質への影響が懸念される場合があるので、使用時期、濃度は守ること。
〈花芽抑制による樹勢の維持〉
①衰弱した樹勢のものに使用しても期待した効果が得られない場合があるので、衰弱した樹には使用しないこと。
②低温が続いた年(極端な低温の年)または花芽の減少が予測される裏年の場合は、遅い時期の低濃度処理を心がけること。
③散布の際は薬液が葉先からしずくとなり落下する程度に散布すること。
④ジベレリンの使用濃度を2.5ppmで使用するときは、マシン油乳剤60〜80倍液に加用する。
⑤マシン油乳剤はジベレリンに加用の登録のある剤を使用し、マシン油乳剤の注意書きを確認のうえ、使用すること。

温州みかん
〈花芽抑制による樹勢の維持〉
①ジベレリンの使用濃度を2.5ppmで使用するときは、マシン油乳剤60〜80倍液または展着剤に加用する。
②マシン油乳剤または展着剤はジベレリンに加用の登録のある剤を使用し、マシン油乳剤または展着剤の注意書きを確認のうえ、使用すること。
〈浮皮軽減〉
①本剤処理により、着色が遅延することがあるため、貯蔵期間によって使用濃度を調整すること。
使用濃度の目安
・貯蔵用または樹上完熟の温州みかんでは、概ね3.3〜5ppm
・貯蔵しないあるいは貯蔵期間が短い温州みかんでは、概ね1〜3.3ppm
②本剤処理により薬斑が残ることがあるため、使用に当たっては病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

ワシントンネーブルの落果防止の目的で使用する場合は次の点に注意すること。
①異常に結果歩合の低いものは処理しても効果の上がらないことがある。
②通常幼果1果当り小型噴霧器で0.1〜0.2㎖程度を噴霧する。

長門ユズキチ(無核)
長門ユズキチの落果防止および着果安定の目的で使用する場合は、薬液が花または幼果から滴り落ちる程度に散布すること。

日向夏
日向夏の無種子化および落果防止の目的で使用する場合は、薬液が花または幼果から滴り落ちる程度に散布すること。

びわ(3倍体)
①本剤処理しないとすべて落果するので必ず処理すること。
②樹勢が弱いと果実肥大等の効果が出にくい場合があるので、樹勢は強めに維持すること。2回目処理時に1果そうに数果残しておき、果形の良否が判断できる時期に品質の良い果実を残して摘果し、適正着果量をこころがけること。
③第1回目の使用時期が早すぎると果梗部のネックが発生しやすく、第2回目の使用時期が遅すぎたり、使用濃度が高い場合は果面の緑斑が残りやすい傾向があるので、使用時期、使用濃度を守ること。

びわ(麗月)
①麗月では他のびわ品種の花粉により受精し有種子果実となるため、無核果実生産を行う場合は、他の品種の花粉による受精を行わないように、開花前から花房への被袋を行うこと。
②樹勢が弱いと果実肥大等の効果が出にくい場合があるので、樹勢は強めに維持すること。2回目処理時に1果そうに数果残しておき、果形の良否が判断できる時期に品質の良い果実を残して摘果し、適正着果量をこころがけること。

かき
①散布時期が早すぎると結実しても果実が小さくなるおそれがあるので、使用時期を誤らないこと。
②本剤の散布により結実が過多となった場合は果実が小さくなる傾向があるので仕上げ摘果を行い着果量を調節すること。
③散布は幼果及びへたを対象にして十分かかるよう入念に行うこと。
④品種により本剤に対する感受性が異なるので、下記に記載する品種以外に対して本剤を初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるか、自ら事前に薬効及び薬害を確認した上で使用すること。
「富有、早秋、太秋、新秋、甘秋」
⑤「中谷早生」では着色遅延のおそれがあるため、25ppm以下の濃度で使用すること。

すもも(貴陽)
①授粉を行ってから、散布すること。
②薬液が付きすぎないように、処理後、枝や棚の針金を軽く振って余分な薬液を落とすこと。
③第1回目の処理が早すぎると棘状の枝の発生が見られ、遅すぎると着果安定効果が劣る傾向があるので、所定の使用時期に使用すること。
④本剤の散布により結実が過多となった場合は、果実が小さくなる傾向があるので、予備摘果と仕上げ摘果を行い着果量を調節すること。

みつば(軟化栽培を除く)
葉の表裏に十分散布すること。高温長日条件下の散布は抽苔しやすくなるので、秋作を中心に処理した方がよい。

みつば(軟化栽培)
灌水は処理の当日はさけ、翌日に行うこと。散布により発生茎数が多くなるので根株の伏込みは心持ち加減すること。

トマト
落果防止剤を使用した後の本剤の散布は効果が若干劣るので、本剤を先に散布するか、又は混用して使用すること。

いちご
〈着果数増加・熟期促進〉
①処理したいちごの果柄がのび、花、果実が葉の上に出た頃寒波がくると特に寒害を受け易いので防寒に留意すること。
②本剤の散布適期は休眠に突入して矮化が始まる直前であり、休眠に入ってからでは効果が期待できないので、時期を失わないよう、いちごの生育状況に応じて散布時期を決めること。又、第1回目処理後、生育状況をみながら必要に応じて追加処理をすること。
③過剰散布は根の発育抑制やくず果を増加させるので、使用濃度、散布液量を厳守すること。
〈果柄の伸長促進〉
処理したいちごの果柄がのび、花、果実が葉の上に出た頃寒波がくると特に寒害を受け易いので防寒に留意すること。

セルリー
定植後約1ヶ月以内に散布すると「す」が入りやすくなるので使用をさけること。なお、スポット散布で使用する場合は1株当たりの使用液量が5〜10㎖が適量である。

春うど
芽及び根株が十分したたる程度に散布又は瞬間浸漬すること。灌水は処理の当日はさけ、翌日に行うこと。伏込み後の目土の上からの散布は根株に吸収され難いのでさけること。

ふき
収穫間近に散布すると効果が減少することがあるので、使用時期を誤らないこと。

畑わさび
①花芽分化前に処理しても効果が出にくいので、花芽分化開始を確認してから処理すること。
②全面散布は効果が劣るので株の中心部に散布し、効果を高めるため必ず2回処理すること。気温が5°C以下では効果が劣るので11月上旬からビニール等で被覆し、保温管理すること。また、15°C以上になると花芽分化が抑制されるので、15°C以上にならないよう温度管理には十分注意すること。

たらのき
①散布は散布むらがないよう噴口の小さい散布器を用いて入念に行うこと。
②薬液が芽に均一にかかるよう、駒木の高さと芽の向きを揃えておくこと。

ばれいしょ
①種いも切断後の処理は薬害を生じるおそれがあるのでさけ、必ず種いもを切断せずに処理する。
②浸漬時間が長くなったり、高濃度液に浸漬すると薬害を生じるおそれがあるので所定の浸漬時間及び使用濃度を厳守する。
③薬剤処理した種いもは長時間ぬれたままにしておくと発芽遅延等の薬害を生じるので、風通しのよい場所ですみやかに乾燥させる。
④種いもを切断する場合は処理した薬液が十分乾いてから行う。
⑤薬剤処理した種いもは食料又は飼料には使用しない。
⑥品種により本剤に対する感受性が異なるので、本剤を初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるか、自ら事前に薬効及び薬害を確認した上で使用すること。

花き
①処理濃度、量、回数は必要最小限にとどめ、徒長や軟弱化を防ぐため栽培管理に十分注意すること。
②処理の際には花蕾のある中心部めがけて噴霧すること。
③てっぽうゆり
イ.球根の低温処理は8〜13°C 7週間とするが、本剤によって発芽が早まる場合があるので、発芽状態を見ながら発芽が始まれば、7週間が経過していなくとも出庫する。
ロ.本剤処理によって休眠が打破され発芽率が向上するが、発根は抑制される。従って定植時期が高温の場合は根の発育が悪くなり、その結果切花重量の減少等の障害を受けやすい。この高温障害防止策として次の処理をすることが望ましい。
・球根は100g以上の大球を用いること。
・定植時よしずや寒冷紗の被覆等によって温度を下げるような管理をすること。
・生育初期に2〜3回尿素等の葉面散布剤の散布を行うこと。
ハ.従来の温湯処理によって根ダニの発生を同時に抑えていたところでは、本剤の処理によっては根ダニの抑制効果はないので、殺ダニ剤等の利用によって発生を防止するよう留意する必要がある。
④さつき
さつきの未開花苗に使用する場合は、茎の伸長状況を見ながら対象品種の成木の開花時期を参考にして、使用時期を決めること。
⑤りんどう
イ.処理は葉が十分濡れる程度に散布すること。
ロ.使用時期の定植直前は苗姿3〜4対葉期を目安にすること。
ハ.切株散布する場合は、翌年の萌芽に影響を与えないよう、散布後は生育期間を十分に確保すること。
⑥ソリダゴ
イ.高温期の処理では効果を示さないので、低温期(11〜3月頃)に処理すること。
ロ.処理により草丈及び切り花重がやや低下することがある。
⑦さくら(切り枝促成栽培)
休眠が深い時期の処理は効果が出にくいので、自発休眠の浅い時期に処理すること。

すぎ及びひのき科の採種木
①散布量は葉が十分ぬれる程度とし、特にその年に伸びた枝にはていねいに散布すること(3〜4mの採種木1本当り300〜400㎖程度)。
②6月頃に処理すると雄花が多くなり、8月に処理すると雌花が多くなる傾向があるので、雄花・雌花の両方をつけるにはすぎでは7月に2〜3回、ひのきについては4〜5回散布するのが適当である。
③同一の木に連年処理すると樹勢が衰える場合があるので十分留意し、樹勢が衰えるようであれば隔年処理を行うこと。
④他剤との混用及び近接散布は効果がおちることがあるので行わないこと。
⑤樹高が高く葉面散布が困難な場合は、樹幹基部剥皮挿入法で処理すること。処理の時期は7月初め頃が適当である。処理は樹幹基部3ヶ所に幅約1〜2cmの辺材部に達する傷をつけ、形成層の内側で木部に多少かかるように剥皮し、所定量の本剤粉末を挿入して、剥皮した樹皮でふたをし、ビニールテープ等でしばっておく。なお、使用量は樹の大きさに応じて適宜加減すること。
⑥使用に当っては林業関係技術者の指導を受けること。

適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬効薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けること。使用後は洗眼すること。

使用の際は農薬用マスクなどを着用すること。作業後はうがいをすること。

浸漬処理に使用する際は不浸透性手袋などを着用すること。

魚毒性

通常の使用方法ではその該当がない。

ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。