ホクサンの製品情報

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植物成長調整剤 農業用

フルメット液剤

登録番号

17247

毒性

消防法

アルコール類

有効年限

5年

成分

ホルクロルフェニュロン…0.1%

性状

無色透明水溶性液体

包装

10㎖×10×10

SDS

特長

合成のサイトカイニン活性物質で、細胞分裂を促進し細胞数を増加させます。

作物への主な作用は、ウリ類の着果促進、ブドウ、キウイフルーツなどの果実(粒)の肥大です。

適用と使用方法

2024年4月10日現在

作物名

使用目的

使用濃度

使用時期

本剤の使用回数

使用方法

ホルクロルフェニュロンを含む農薬の総使用回数

ぶどう
(2倍体米国系品種)
[無核栽培]

着粒安定

ホルクロルフェニュロン2〜5ppm

満開予定日約14日前

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

ジベレリンに加用
花房浸漬
(ジベレリン第2回目処理は慣行)

2回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン5〜10ppm

満開約10日後

ジベレリンに加用
果房浸漬
(ジベレリン第1回目処理は慣行)

ぶどう
(大粒系デラウェア)
[無核栽培]

無種子化
果粒肥大促進

展葉7〜8枚時

1回

ジベレリン200ppm液に加用
花房浸漬

1回

ぶどう
(デラウェア)
[無核栽培]
(露地栽培)

果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン3〜5ppm

満開約10日後

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

ジベレリンに加用
果房浸漬
(ジベレリン第1回目処理は慣行)

2回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

ホルクロルフェニュロン3〜10ppm

ジベレリンに加用
果房散布
(ジベレリン第1回目処理は慣行)

ジベレリン処理
適期幅拡大

ホルクロルフェニュロン1〜5ppm

満開予定日18〜14日前

ジベレリンに加用
花房浸漬
(ジベレリン第2回目処理は慣行)

着粒安定

ホルクロルフェニュロン2〜5ppm

開花始め〜満開時

花房浸漬

ホルクロルフェニュロン5ppm

花房散布

ぶどう
(デラウェア)
[無核栽培]
(施設栽培)

果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン3〜5ppm

満開約10日後

ジベレリンに加用
果房浸漬
(ジベレリン第1回目処理は慣行)

ホルクロルフェニュロン3〜10ppm

ジベレリンに加用
果房散布
(ジベレリン第1回目処理は慣行)

ジベレリン処理
適期幅拡大

ホルクロルフェニュロン1〜5ppm

満開予定日18〜14日前

ジベレリンに加用
花房浸漬
(ジベレリン第2回目処理は慣行)

着粒安定

ホルクロルフェニュロン5〜10ppm

開花始め〜満開時

花房浸漬

ぶどう
(2倍体欧州系品種)
[無核栽培]

ホルクロルフェニュロン2〜5ppm

開花始め〜満開前
又は満開時〜満開3日後

開花始め〜満開前に使用する場合
花房浸漬
(ジベレリン第1回目及び第2回目処理は慣行)

3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内

満開時〜満開3日後に使用する場合ジベレリンに加用
花房浸漬
(ジベレリン第2回目処理は慣行)

果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン2〜10ppm

満開10〜15日後

ジベレリンに加用
果房浸漬
(ジベレリン第1回目処理は慣行)

ホルクロルフェニュロン5〜10ppm

果房浸漬
(ジベレリン第1回目処理は慣行)

無種子化
果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン10ppm

満開3〜5日後
(落花期)

ジベレリンに加用
花房浸漬

花穂発育促進

ホルクロルフェニュロン1〜2ppm

展葉6〜8枚時

花房散布

ぶどう
(3倍体品種)
[無核栽培]

着粒安定

ホルクロルフェニュロン2〜5ppm

開花始め〜満開前
又は満開時〜満開3日後

開花始め〜開花前に使用する場合
花房浸漬
(ジベレリン第1回目及び第2回目処理は慣行)

2回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

満開時〜満開3日後に使用する場合ジベレリンに加用
花房浸漬
(ジベレリン第2回目処理は慣行)

果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン5〜10ppm

満開10〜15日後

ジベレリンに加用
果房浸漬
(ジベレリン第1回目処理は慣行)

ぶどう
(サニールージュを除く巨峰系4倍体品種)
[無核栽培]

着粒安定

ホルクロルフェニュロン2〜5ppm

開花始め〜満開前
又は満開時〜満開3日後

開花始め〜満開前に使用する場合
花房浸漬
(ジベレリン第1回目及び第2回目処理は慣行)

3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内

満開時〜満開3日後に使用する場合ジベレリンに加用
花房浸漬
(ジベレリン第2回目処理は慣行)

果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン5〜10ppm

満開10〜15日後

ジベレリンに加用するか又はホルクロルフェニュロン単用で処理
果房浸漬
(満開時〜満開3日後のジベレリンによる無種子化処理は慣行)

無種子化
果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン10ppm

満開3〜5日後
(落花期)

ジベレリンに加用
花房浸漬

花穂発育促進

ホルクロルフェニュロン1〜2ppm

展葉6〜8枚時

花房散布

ぶどう
(サニールージュ)
[無核栽培]

着粒安定

ホルクロルフェニュロン2〜5ppm

開花始め〜満開前
又は満開時〜満開3日後

開花始め〜満開前に使用する場合
花房浸漬
(ジベレリン第1回目及び第2回目処理は慣行)

満開時〜満開3日後に使用する場合ジベレリンに加用
花房浸漬
(ジベレリン第2回目処理は慣行)

果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン5〜10ppm

満開10〜15日後

ジベレリンに加用するか又はホルクロルフェニュロン単用で処理
果房浸漬
(満開時〜満開3日後のジベレリンによる無種子化処理は慣行)

無種子化
果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン10ppm

満開3〜5日後
(落花期)

ジベレリンに加用
花房浸漬

着粒密度低減
果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン3ppm

満開予定日14〜20日前

ジベレリンに加用
花房浸漬
(ジベレリン第2回目処理は慣行)

花穂発育促進

ホルクロルフェニュロン1〜2ppm

展葉6〜8枚時

花房散布

ぶどう
(2倍体米国系品種)
[有核栽培]

果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン5〜10ppm

満開15〜20日後

果房浸漬

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

ぶどう
(マスカット・オブ・アレキサンドリアを除く2倍体欧州系品種)
[有核栽培]

2回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計4回以内

花穂発育促進

ホルクロルフェニュロン1〜2ppm

展葉6〜8枚時

花房散布

ぶどう
(巨峰系4倍体品種)
[有核栽培]

果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン5〜10ppm

満開15〜20日後

果房浸漬

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

ぶどう
(マスカット・オブ・アレキサンドリア)
[有核栽培]

3回以内、但し降雨等により再処理を行う場合は合計5回以内

着粒安定

ホルクロルフェニュロン2〜5ppm

満開期

花房浸漬

花穂発育促進

ホルクロルフェニュロン1〜2ppm

展葉6〜8枚時

花房散布

ぶどう
(あづましずく)

果粒肥大促進

ホルクロルフェニュロン5ppm

満開約4〜13日後

ジベレリンに加用
果房浸漬
(ジベレリン第1回目処理は慣行)

1回、但し降雨等により再処理を行う場合は合計2回以内

ぶどう
(高尾)

ホルクロルフェニュロン5〜10ppm

満開時〜満開7日後

ジベレリンに加用
花房又は果房浸漬

キウイフルーツ

果実肥大促進

ホルクロルフェニュロン 1〜5ppm

開花後 20〜30日

1回

果実浸漬 又は果実散布

1回

なし
(幸水)

ホルクロルフェニュロン10〜15ppm

満開10〜20日後

果実散布

西洋なし
(ラ・フランス)

ホルクロルフェニュロン10〜30ppm

満開15〜20日後

果そう散布

なし
(豊水)

みつ症軽減

ホルクロルフェニュロン2ppm

満開期

びわ
(3倍体)

着果安定
果実肥大促進

ホルクロルフェニュロン
第1回目20ppm
第2回目20ppm

満開予定日約7日前〜満開時(第1回目)
及び第1回目処理後35〜60日(第2回目)

2回

ジベレリン200ppm液に加用
第1回目花房浸漬
第2回目果房浸漬

2回

びわ
(麗月)

ジベレリン200ppm液に加用
第1回目花房散布
第2回目果房散布

メロン
(アムスメロン)

着果促進

ホルクロルフェニュロン5〜20ppm

開花当日

1回

果梗部塗布

1回

ホルクロルフェニュロン1〜2ppm

子房部散布

メロン
(コサックメロン)

ホルクロルフェニュロン200〜500ppm

開花前日
又は開花当日

果梗部塗布

メロン
(プリンスメロン)

ホルクロルフェニュロン10〜50ppm

子房部散布

メロン
(キングメルティーメロン)

ホルクロルフェニュロン250ppm

果梗部塗布

ホルクロルフェニュロン50〜100ppm

子房部散布

すいか

ホルクロルフェニュロン100〜500ppm

果梗部塗布

ホルクロルフェニュロン10〜20ppm

開花当日

子房部散布
(0.3〜0.5㎖/子房)

かぼちゃ

ホルクロルフェニュロン500ppm

果梗部塗布

ホルクロルフェニュロン10〜20ppm

子房部散布
(0.3〜0.5㎖/子房)

トマト

放射状裂果
軽減

ホルクロルフェニュロン5〜20ppm

幼果期

1果房当り1回

幼果に散布

1果房当り1回

チューリップ
(促成栽培)

花丈伸長促進及び茎の肥大促進

ホルクロルフェニュロン0.05〜0.1ppm

草丈7〜10cm時

1回

ジベレリン100ppm液に加用、葉筒内滴下処理

1回

ラベルをよく読み、ラベルの記載以外には使用しないで下さい。

注意事項

本剤(ホルクロルフェニュロン液剤、0.10%)は下記の表にしたがって水で希釈すれば所定濃度の薬液を調製することができる。

フルメット液剤〔ホルクロルフェニュロン0.10%〕10㎖当りの薬液調製量

ホルクロルフェニュロン濃度(ppm) 1 2 3 5 10 15 20 30 50 100 200 250 500
薬液調製量(水) 10ℓ 5ℓ 3.3ℓ 2ℓ 1ℓ 667㎖ 500㎖ 333㎖ 200㎖ 100㎖ 50㎖ 40㎖ 20㎖
希釈倍率 1000 500 333 200 100 67 50 33 20 10 5 4 2

ジベレリン以外の薬剤との混用はさけること。なお、ジベレリンと混用する場合は、ジベレリンの使用上の注意事項に留意し、ジベレリン溶液に、本剤が所定濃度になるように添加し、よくかくはんしてから使用すること。

調製した薬液は効果の低下のおそれがあるので、調製当日に使いきること。

処理後の降雨は効果を減ずるので、降雨が予想される場合は処理しないこと。
また、異常な高低温、多雨、乾燥等異常気象の続くときは使用しないこと。

対象作物に対する注意事項

ぶどう
①ぶどうに関する作物名中の区分は、ホルクロルフェニュロンに対するぶどうの反応性の違いを考慮した区分なので、ぶどうの品種がどの区分(品種群)に該当するか、病害虫防除所等関係機関に確認してから使用すること。
②下記3の「ぶどうの品種による区分」に記載のない品種に対して本剤を初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けるか、自ら事前に薬効及び薬害を確認した上で使用すること。
③ぶどうの品種による区分
イ.2倍体米国系品種
「マスカット・ベリーA」「アーリースチューベン(バッファロー)」「旅路(紅塩谷)」
ロ.2倍体欧州系品種
「ロザリオ ビアンコ」「ロザキ」「瀬戸ジャイアンツ」「マリオ」「アリサ」「イタリア」「紫苑」「ルーベルマスカット」「ロザリオ ロッソ」「シャインマスカット」
ハ.3倍体品種
「サマーブラック」「美嶺」「ナガノパープル」「キングデラ」「ハニーシードレス」
ニ.巨峰系4倍体品種
「巨峰」「ピオーネ」「安芸クィーン」「翠峰」「サニールージュ」「藤稔」「高妻」「白峰」「ゴルビー」「多摩ゆたか」「紫玉」「黒王」「紅義」「シナノスマイル」「ハイベリー」「オーロラブラック」
(「あづましずく」等の巨峰系4倍体シードレス品種は該当しない)
④本剤の使用により、着粒過多による裂果、着色遅延、果紛の付着不良、糖度低下や果梗の硬化による脱粒等果実品質に悪い影響を及ぼすおそれがあるので、使用に当たっては開花前の整房、着粒後の摘粒及び結果量調整等の栽培管理を適切に行うこと。栽培管理については、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
⑤使用時期や使用濃度を誤ると、有核果混入や果面障害(果点のコルク化)、着色遅延及び果色変調等のおそれがあるので、使用時期、使用濃度は厳守すること。
⑥降雨や、異常乾燥(フェーン現象等による異常乾燥)の心配の無い日を選んで処理すること。
⑦処理後の天候急変(降雨、異常乾燥)で本剤の吸収が不十分になるおそれがある場合には、ホルクロルフェニュロンを含む農薬の総使用回数の範囲内で再処理を行うことができる。なお、再処理に当たっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受けること。
⑧樹勢が健全か、強い方が安定した効果が得られるので、樹勢は強めに維持する。樹勢の弱い樹では効果が不十分なので使用を避けること。

キウイフルーツ
①処理時期が早い場合には、変形果の発生、生理落果の増加、過剰肥大に伴う糖度低下を生じるおそれがあるので注意すること。なお、使用に当たっては、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
②着果過多は、樹勢に影響を及ぼすおそれがあるので、樹勢に応じた適正着果量をこころがけること。
③薬液が均一に付着するよう、ていねいに処理すること。果頂部に薬液がたまり、その部分が過剰反応すると変形果発生につながるので、処理後、棚の針金等をゆすり、過量の薬液を振い落とすこと。

なし(幸水)、西洋なし(ラ・フランス)
①薬液が果実表面に十分付着するようていねいに散布すること。
②使用時期が早いほど、使用濃度が高いほど果実肥大促進効果は大きいが、反面、果形の変形や熟期の遅れ等に及ぼす影響も大きくなるので、使用時期、使用濃度に十分注意し、また、人工授粉の徹底、適正着果量、日照不良を解消する整枝等適切な栽培管理を行い、健全な樹勢の維持に努めること。

なし(豊水)
①本剤は人工授粉後処理すること。
②薬液は果そう全体に付着するよう果そうから滴り落ちる程度たっぷり散布すること。
③使用濃度が高すぎる場合は、果形が縦長になるおそれがあるので、使用濃度は守ること。

びわ(3倍体)
①本剤処理しないとすべて落果するので必ず処理すること。
②樹勢が弱いと果実肥大等の効果が出にくい場合があるので、樹勢は強めに維持すること。2回目処理時に1果そうに数果残しておき、果形の良否が判断できる時期に品質の良い果実を残して摘果し、適正着果量をこころがけること。
③第1回目の使用時期が早すぎると果梗部のネックが発生しやすく、第2回目の使用時期が遅すぎたり、使用濃度が高い場合は果面の緑斑が残りやすい傾向があるので、使用時期、使用濃度を守ること。

びわ(麗月)
①麗月では他のびわ品種の花粉により受精し有種子果実となるため、無核果実生産を行う場合は、他の品種の花粉による受精を行わないように、開花前から花房への被袋を行うこと。
②樹勢が弱いと果実肥大等の効果が出にくい場合があるので、樹勢は強めに維持すること。2回目処理時に1果そうに数果残しておき、果形の良否が判断できる時期に品質の良い果実を残して摘果し、適正着果量をこころがけること。

メロン(アムス、コサック、プリンス、キングメルティー)
①本剤の使用により、奇形果、糖度の低下、ネットの発現不良、果梗部の異常肥大等薬害発現のおそれがあるので注意すること。
②本剤の果梗部塗布の場合、塗布量が多いと薬害を生じるので、つけすぎないように注意すること。果梗部塗布の場合は極細の綿棒を用い、1果あたり2点(果梗の両側)処理で10〜20果/1回処理する。
③本剤の使用による糖度の低下等品質低下を防止するため、人工授粉との併用を行うことが望ましい(アムスメロン、キングメルティーメロンでは、必ず人工授粉を行うこと)。
④子房部散布の場合は、子房部の両側からていねいに散布すること。この場合、薬液が花(柱頭)にかかると受粉障害をおこすので、花にかからないよう注意すること。

すいか
①授粉時、低温や日照不足で着果しにくい時はやや高濃度で処理する等、着果条件を勘案し、使用濃度を加減すること。
②果梗部への塗布量は極微量とし、果梗部の両側に処理すること。塗布量が多すぎると、果梗部の異常肥大や果梗部に近い果実基部付近の果皮の肥大あるいは果面色が濃緑色のまま収穫まで残る他、黄帯部分の増加等薬害発現のおそれがあるので注意すること。
果梗部塗布の方法はメロンの場合と同様に行うこと。
③本剤の使用による糖度の低下等品質低下を防止するため、人工授粉と併用すること。
④子房部散布の場合は、子房部の両側からていねいに散布すること。この場合、薬液が花(柱頭)にかかると受粉障害をおこすので、花にかからないよう注意すること。

かぼちゃ
①果梗部への塗布量は極微量とし、果梗部の両側に処理すること。塗布量が多すぎると、果梗部が異常肥大するので注意すること。果梗部塗布の方法はメロンの場合と同様に行うこと。
②本剤の使用による糖度の低下等品質低下を防止するため、人工授粉と併用すること。
③子房部散布の場合は、子房部の両側からていねいに散布すること。この場合、薬液が花(柱頭)にかかると受粉障害をおこすので、花にかからないよう注意すること。

トマト
①果房第1果の幼果の果実径が3〜4cm大を目安に処理すること。
②白斑症状が見られる場合があるので高温時の処理はさけること。
果頂部に薬液がたまると、同様の症状が見られる場合があるので、処理後、過量の薬液を振い落とすこと。なお、薬液を振い落とす際は、他の果房にかからないよう注意すること。

チューリップ
①本適用は促成栽培を対象とし、花丈伸長及び茎の肥大を促し「切花」の品質向上を目的とする。
②微量で鋭敏に作用し、過量の場合、花弁の奇形や肥厚の生育異常、葉や花の着色不良若しくは色抜けの生理障害等の薬害が発生しやすいので、使用時期、使用濃度及び使用方法を厳守し、滴下処理に際しては、液が葉筒内より漏出しないよう注意すること。薬害回避には草丈7〜8cmとやや早い時期の低濃度処理をこころがけること。
③本適用の効果には品種間差異があるので、促成栽培品種であっても事前に最寄りの指導機関等の指導を受け、効果及び薬害の有無を確認してから使用濃度等を決めること。

本剤の使用に当っては、使用濃度、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意すること。
適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬効薬害の有無を十分確認してから使用すること。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。

安全使用上の注意

誤飲などのないよう注意すること。

本剤は眼に対して刺激性があるので、眼に入らないよう注意すること。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当てを受けること。使用後は洗眼すること。

本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので、皮膚に付着しないよう注意すること。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落とすこと。

魚毒性

この登録に係る使用方法では該当がない。

ご購入については、お近くのJAや農薬販売店などにお問い合わせください。